プリニウス 3巻
  • 完結

プリニウス 3巻

583円 (税込)

2pt

皇帝ネロの暴政によって人心は荒廃、新興宗教の影も忍び寄る、帝都ローマ。栄華から一転、反知性主義が蔓延するその場所で、「知識と教養こそが“最後の砦”」と訴えるプリニウス。はたして彼は、迫り来る魔都の呪縛から逃れることができるのか。一方、書記官エウクレスは、想いを寄せた美少女娼婦の幻影を追い求め、魔都の闇に吸い込まれていく――。古代ローマの“悪夢”を幻視し、そこに生きる人間を活写する、歴史伝奇ロマンの決定版!

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  • プリニウス 1巻
    期間限定無料版あり
    583円 (税込)
    どうしても、この男が描きたかった! 世界史上もっとも著名な博物学者にして、ローマ艦隊の司令長官。古代ローマ一の知識人にして、風呂好きの愛すべき変人。その男の名はプリニウス――。『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリが、最強のパートナー“とり・みき”を迎えて、ふたたび魅惑の古代ローマ世界に挑む。圧倒的な構成と迫真の画力で2000年前の世界を描く、歴史伝奇ロマンの決定版、ここに誕生!
  • プリニウス 2巻
    完結
    583円 (税込)
    長い旅を終えた一行は、帝都ローマの深い闇の奥へ――。爆発寸前の鬱屈を抱える皇帝ネロと一触即発の緊張関係が続くプリニウス。彼が居を構えるテヴェレ川の向こう岸は、腐乱死体が転がり、酔漢と売春婦が往来する魔窟のような場所だった。夜の街を徘徊し、“粛清”を繰り返すネロ、持病に苦しむプリニウスとその好色な主治医、謎の美少女娼婦に一目惚れするエウクレス……魔都の闇に交錯する人間模様を色濃く描く、待望の第2巻!
  • プリニウス 3巻
    完結
    583円 (税込)
    皇帝ネロの暴政によって人心は荒廃、新興宗教の影も忍び寄る、帝都ローマ。栄華から一転、反知性主義が蔓延するその場所で、「知識と教養こそが“最後の砦”」と訴えるプリニウス。はたして彼は、迫り来る魔都の呪縛から逃れることができるのか。一方、書記官エウクレスは、想いを寄せた美少女娼婦の幻影を追い求め、魔都の闇に吸い込まれていく――。古代ローマの“悪夢”を幻視し、そこに生きる人間を活写する、歴史伝奇ロマンの決定版!
  • プリニウス 4巻
    完結
    605円 (税込)
    帝都ローマを離れ、南へと向かったプリニウス一行を大地震が襲う。建物が崩壊し、水道などのインフラも壊滅状態となり、ポンペイの街は大混乱。人々は、飢えと乾きに苦しみ、路頭に迷う。一方、ローマでは、皇帝ネロとその愛人ポッパエアの婚礼の儀式を行うための準備が進む。一刻も早く愛人という立場を脱して、皇后の座に就きたいポッパエアは、ついに正妻オクタウィアに手を……。古代ローマの世界をダイナミックに描く、歴史伝奇ロマン!
  • プリニウス 5巻
    完結
    682円 (税込)
    謎の風来坊・ラルキウスの冒険譚に好奇心を刺激されたプリニウスは、居ても立ってもいられず、未開の大地・アフリカへの旅を決意。大地震からの復興を急ぐポンペイを後にして、一行は船上の人となる。しかし、嵐に見舞われて地中海は大荒れ。遭遇した不穏な難破船には、正体不明のカラス使いの子供が……。ようやく辿り着いた島では、一行を歓迎するかのごとく、火山が盛大に噴煙を巻き上げる――。いざ新しい冒険の始まりへ、待望の第5巻!
  • プリニウス 6巻
    完結
    682円 (税込)
    大噴火に見舞われたものの、何とかアフリカに上陸した一行。そこで出会うもの全てに好奇心を刺激されるプリニウスの心は穏やか。当地の総督ウェスパシアヌスと旧交を温めたのち、一行はラクダに乗って砂漠を旅する。一方の帝都ローマ。皇帝ネロは倦怠の日々のなか、心は荒むばかり。「君側の奸」ティゲリヌス、王妃ポッパエア、ユダヤの宝飾商、哲人セネカ……王宮には陰謀が渦巻き、それぞれの思惑が交錯する。波瀾の予兆にみちた第六巻!
  • プリニウス 7巻
    完結
    682円 (税込)
    突如巻き起こった業火に包まれたローマ。それは帝都の守護神・ユピテルの怒りか、それとも反皇帝陣営の陰謀か、異教徒の仕業か。大半が焼け跡と化した市街をよそに、新たな豪華宮殿の建設を目論むネロ。側近や民衆の心は急速に離れていく。一方、アフリカの砂漠を旅するプリニウス一行は、ピラミッドに到着。迷路やミイラ、ワニに翻弄されながらも窮地を脱する。ネロ暗殺計画も勃発し、風雲急を告げる帝都と皇帝の明日はどっちだ!?
  • プリニウス 8巻
    完結
    682円 (税込)
    文化都市アレクサンドリアに到着したプリニウスは、知と技の粋を尽した大灯台や図書館、発明品の数々に圧倒される。そこにセネカからの手紙が届き、再び地中海へ。クレタ島の迷宮では怪物と遭遇、ロドス島では海に沈んだ巨像の残骸が待ち受けていた。一方、大火後の混乱が続くローマでは、皇帝暗殺計画をめぐる粛清の嵐が吹き荒れていた。かけがえのない者を一挙に失ったネロは孤独の淵で、ついにプリニウスを召集するよう命じたのだが……。
  • プリニウス 9巻
    完結
    682円 (税込)
    ギリシアに到着したネロは、憧れの地で浮かれ狂う。しかし、またもや発覚した暗殺計画を知ると、奸臣の思惑どおり、古代ローマ随一の名将に非情な決断を下す。一方、ロドス島で捕縛されたプリニウス一行も、皇帝の待つコリントスへ。正気を失いつつあるネロは、ようやく再会したプリニウスに、自ら「太陽神」となる欲望を語る。その時、帝都ローマでは、流浪の果てに再び奴隷となった娼婦が……。ついに帝国崩壊のカウントダウンがスタート!?
  • プリニウス 10巻
    完結
    693円 (税込)
    ギリシアの地で、いまだ自ら神となる妄想に取り憑かれる皇帝ネロのもとに、続々と反乱軍蜂起の報が届く。側近の裏切り、過去の因縁がネロを窮地に追い込む。一方、地中海沿岸から東へと向かうプリニウス一行は、神話の森を抜けて、砂漠の都市・パルミュラへ。そこでは東西の多様な人々が交流し、寛容で豊かな文化をつくり上げていた。ローマに戻るも、元老院から「公共の敵」として認定されたネロは、当地を脱出――。ついに皇帝ネロ編が終幕!
  • プリニウス 11巻
    完結
    693円 (税込)
    若き日のプリニウスを描く、新章がスタート! 北イタリアの街・コムムで生まれ育ったプリニウス。アルプスの麓にあるその街は、森と湖に囲まれた自然豊かな景勝地。そこでプリニウスは動物や昆虫、植物と触れ合い、世界を観察する悦びに目覚める。親友との哀しい別れを経験したプリニウスは、帝都ローマへ。書物に没頭し、学問に明け暮れる青年期を過ごす。さらに心惹かれる女性も登場するが……。「博物学者プリニウス」の原点に迫る!
  • プリニウス 12巻(完)
    完結
    737円 (税込)
    皇帝ネロの非業の死により混迷を極めたローマ帝国も、ウェスパシアヌス帝によって、ようやく安定がもたらされる。畢生の大作にして世界史的名著『博物誌』の完成を急ぐプリニウスは、ローマ艦隊の司令官に命ぜられ、「運命の地」へ。そして迎えたA.D.79年。ついにウェスウィウス火山が噴火、火砕流がポンペイの街を襲う。はたしてプリニウス一行の運命は――。連載スタートから10年。魅惑の古代ローマを描く歴史伝奇ロマン、堂々完結!

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プリニウス 3巻 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月17日

    古代ローマの雰囲気が十分に感じられる作品。
    得体の知れない怪物もあり、かなり怪しい知識で押しとおる姿もあり、そんな中、教養ある奴隷の「人間は知識、教養という栄養なしでは健全に育たぬ生き物。無知や無学ほど人間の社会を脅かすものはない」という言葉は光りますねぇ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月23日

    ウニコルヌスやマンティコーラースなど架空の動物の影に怯えるシーンから、逆にその時代のリアリティを感じさせる。ローマが徐々に落ちていく時代を反映するかのようなくらい一冊。

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月24日

    ローマ時代紀元一世紀。皇帝ネロの時代。「博物誌」で知られたプリニウスの世界を描く。「テルマエ・ロマエ」がコメディタッチだったことに不満があったヤマザキマリは、今度はシリアスに描きたいと思っていたらしい。しかし、彼女はアシスタントを使わない主義。しかし今度は1人では描けない。そこで相棒に選んだのがとり...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月04日

    ローマの治安、ネロ、そしてポンペイと何だか不穏なイメージ総登場だ。現代の世紀末みたいな感覚だったのかな、と当時を想像する楽しさを教えてくれる。ストーリーの起伏もあんまりないこのマンガじたい一種 博物誌的だ。

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月13日

    引き続き3、4巻。
    ネロの命令でローマに呼び戻された
    プリニウスですが
    さっさと抜け出してまた旅に出ないと
    そのうちネロに変に目をつけられる!
    持病の喘息もひどくなるしね。
    古代ローマ時代も
    都会は空気が悪いもんだったんだ…。

    ネロはどんどんポッパエアに
    振り回されるようになるな。
    彼女もすごい悪...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年06月17日

    ポッパエアの妄執が虚ろなネロに注ぎ込まれてゆくのを黙って見ているローマの政治家たち。寒々しい。一人の暴君が悪政を行ったという短絡的な寓話から跳躍して、陰影のある物語が展開してゆく。2巻の娼婦への虐待も、悲劇に感動し妄想を膨らませたという背景を見せて説得力がある。小さな悪が次第に加速してゆく様を見せて...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年06月19日

    処女にしか懐かないユニコーンが娼婦に?
    という「引き」とは別に、
    (……またプリニウス様の処女好きが始まったわ)
    という下女の素直な感想も面白い。

    現実ベースで幻想がちょろっと入るので、どきっとする。

    0

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