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Posted by ブクログ 2014年12月07日
SF短編集。量子力学、多層世界、人工知能などを題材にしている。理論的な部分は難しい話が多くて、数学的素養のないわたしにはついてゆけないところも多かったのだが、理屈のところはなんとなく流して読んでも人間ドラマが面白いのがイーガンなので無問題。先に邦訳された「しあわせの理由」とリンクしているところもある...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月21日
この短編の中ではちょっと重めの話。別世界、人造人間、人間の定義などのテーマが深く書かれていた。オラクルと併せて読むのがオススメ。
人造人間じゃなくても、子どもが何を基準に好き嫌いやら良し悪しを判断してるのかは興味深かったりする。
先天的な要因が殆どという気もするので、もしその初期設定を自分で行...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月08日
『1984年』は2+2=5であることを証明するSFである
と他の誰でもないこの作者が言うのだからそうに違いない
それはともかく
この作者の作品を久しぶりに読んだけれど
SFとして最先端であるというより小説としての幅の広さが良くわからない感じ
『ルミナス』のように小説らしいSF小説が書かれている一方で...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月14日
ここに、ひとの感情を固定させることのできるインプラントがあるとしよう。インプラントは鼻孔に挿入された後、脳まで一直線に掘りすすみ、そこから放出されたウイルス大のロボットが適切な処置を施してくれるのだ。もちろん痛みはない。
さて、ここで質問。あなたは夫婦間、あるいは恋人への愛情を例えば倦怠期による磨耗...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月08日
しあわせの理由に引き続き読んだ。
ザ・SFな内容が味わえて不思議な気分になるが、大事なことは精神的な問題や社会的な問題でそこに正面から向き合った話が根本にあった。
例えば自分の意思が可視化されたらその先には何が見えるのか。
例えば人間の脳が宝石になり、まったく同じ考えを持つ人が隣にいるとどうなる...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月28日
ハードSF短編集。イーガンの短編集には珍しくあちこちに他作品との繋がりが見える一冊。とは言えもちろん単独で読めます。
総合して見ると「人間とは、意識とは何か」ってテーマを起点にいろんな切り口からのアプローチ、って感じの一冊。ごくごく単純なワンアイディア短編あり、多世界解釈の分岐を絡めてタイトルまたい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月21日
特に携帯メールの予測変換の進化ときたら、あまりにもすばらしいものだから、面倒なメール返信のときにはついつい予測で表示される単語をそのまま繋げて送ってしまったりする。・・・でも、これって、本当に「ワタシ」が送ったメッセージなんだろうか。私の介在は最小限であり、携帯がメッセージを作ったと言っても良いので...続きを読む
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