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鞍馬の申し子と呼ばれながら、深泥ヶ池の大蛇と契り、流人となった小栗。相模の守護代の美姫ながら、父に逆らい小栗を婿にした照手。ふたりを待つ数奇な運命とは――。『五色の舟』(原作:津原泰水)で、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の大賞を受賞した近藤ようこが、中世の口承文芸「説経節」の中でも最大の長編「小栗判官」を、描き下ろし単行本として発表し、話題となった傑作、待望の新装版!
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Posted by ブクログ
古典の教養をお手軽にと思い、このマンガをよんでました。 が、誰にも感情移入できねー 特に小栗判官が全くヒーローらしく振る舞うシーンが無いのが素晴らしい。 生まれと育ちと神仏の小知恵と体力とだけで暴力を振るってるようにしか見えない有様。 すべてが私利私憤のみ。 西洋やインド由来の物語は、約束が最も大事...続きを読むなものとして扱われるけど、 すべてが情動のみで人治的に決まってゆくのが、見てて苦痛。 実に実にくだらない小者。 むしろこういう子供には説教をするのがオトナの仕事ではないかと思う位。 今の日本人には、合わない。 と思いましたが、よく考えると、これこそが日本らしさで、この小栗判官の理不尽さこそが、日本人の求めるヒーロー像なのかなぁ?と、 逆に勉強になりました。 少なくとも、ネット右翼の望む世の中なのかなぁと こうして日本は中世に戻るのね。
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