聴き屋の芸術学部祭

聴き屋の芸術学部祭

693円 (税込)

3pt

生まれついての聴き屋体質の大学生、柏木君が遭遇する4つの難事件。芸術学部祭の最中に作動したスプリンクラーと黒焦げ死体の謎を軽快に描いた表題作、結末が欠けた戯曲の謎の解明を演劇部の主演女優から柏木君が強要される「からくりツィスカの余命」、模型部唯一の女子部員渾身の大作を壊した犯人を不特定多数から絞り込んでゆく「濡れ衣トワイライト」、深夜の温泉旅館で二人組の泥棒とともに〈いったいここで何が起こったか?〉を推理する「泥棒たちの挽歌」の4編を収録。第5回ミステリーズ!新人賞佳作入選のデビュー作を皮切りに、文芸サークル第三部〈ザ・フール〉の愉快な面々が謎を解く過程を描いた快作。ユーモア・ミステリ界に注目の新鋭登場!

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聴き屋の芸術学部祭 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    聴き屋という設定がまず面白い。
    つい語りかけたくなる人。話を聴いてもらえる人。
    第1話ではそれ故に事件の情報が入ってきて、解決への糸口となる。
    これは面白いと思ったら、2話以降全く違う趣向となる驚き。しかもどれもミステリとして面白い。
    こりゃすごい。

    0
    2020年03月06日

    Posted by ブクログ

    聴き屋体質の芸術学部生、柏木君の受難と謎解きの日々。
    聴き屋体質愛しい。可愛い。

    日常の謎から殺人事件まで、思いのほかバラエティに富んだ一冊。

    女装男子の川瀬も可愛いが、ネガティブ先輩がいちいち可愛らしく取り憑かれてる柏木が微笑ましい。

    次巻以降も楽しみ。
    ユーモアはもちろん、どうか【聴き屋】

    0
    2015年04月02日

    Posted by ブクログ

    20150315
    電子書籍にて。

    思ってたよりも好きな文章だった。
    『聴き屋』と聞いて、事件の関係者からいつの間にか話を聞き出して、という展開かと思ったら、聴き屋としてすでに聞いている事から判断したりすることがメイン?かな? 安楽椅子探偵系。
    いろんな人が話しに来る、というのは、コーンウォールミス

    0
    2015年03月25日

    Posted by ブクログ

    聴き屋という設定はあまり活かせていないような気もするけど、大学の自由な雰囲気はよく伝わってくる小説でした。
    後書きで作者自身も言っていますが、人が死ぬ話と日常の謎系がまぜこぜです。作品の雰囲気としては日常の謎系に絞ったほうがよかったかもしれません。

    0
    2014年12月25日

    Posted by ブクログ

    ★まあ、ザ・フールだし(p.146)
    ▶四つの短編。▶殺人事件があるとは思っていなかったですが楽しいです。主にキャラクタの楽しさでしょう。キャラたちによる落語のような会話。▶スカイエマさんのイラスト。

    ■簡単なメモ
    【一行目】心理学の教授いわく、学部によって学生の服装傾向が分かれるのだという。

    0
    2023年04月27日

    Posted by ブクログ

    聴き屋っていうのもいいし、面白かった。でもなんだかスッキリしないのはなんだろう? 結構ハードに人が死んでるのに悲壮感もなんにもなく普段通りなのも不思議な感じ。

    0
    2019年02月28日

    Posted by ブクログ

    生まれながらの聴き屋体質の大学生・柏木が遭遇した四つの難事件。
    誰よりもネガティブな性格の先輩、推理マニアの美男子学生作家など、文芸サークル第三部〈ザ・フール〉の愉快な部員たちが謎解きを繰り広げるユーモア・ミステリ。

    「放課後探偵団」というミステリアンソロジーに載っていた聴き屋の短編が面白かったの

    0
    2016年05月23日

    Posted by ブクログ

    ユーモアミステリと謳われているだけあって、軽〜いノリで、テンポよく進みます。
    しかしミステリ部分も軽いか、と言われるとそうでもなく、しっかりとした謎にこれまたしっかりとした解決がつくのですから侮れません。
    4編中2つが殺人事件を扱っていることからもうかがえるでしょう。
    ベストをあげるとすれば表題作で

    0
    2015年03月10日

    Posted by ブクログ

    謎それぞれにはそこそこ興味を引かれるのだけど、種明かしをされても「...ほお」という感じで特に引き込まれなかった。
    ただ登場人物の個性や会話の魅力はあったと思う。
    カバーイラストや挿絵の雰囲気そのまま。

    0
    2015年02月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今まで何回も読み返しているお気に入りの本。聴き屋という性質を自然と活用し謎を解いていく。4つの話が入っているが、謎や解き方がそれぞれ異なるため読み応えがある。あまり読んだことのないミステリー小説!

    0
    2022年11月19日

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