機械仕掛けの蛇奇使い

機械仕掛けの蛇奇使い

671円 (税込)

3pt

3.8

十七歳の僕は皇帝。でも自分が偉いという気は全然しない。綺麗で優しい婚約者のユイ姫ともぎくしゃくする毎日。伝統と義務ばかりが重たく、自分がしたいことも見つからない……そんな僕が憧れるのは、かつて全世界を相手に戦ったという美しき性別不明の戦鬼ルルド・バイパーだった。だがその子供っぽい憧れが、やがてこの世のすべてを揺るがす混乱に発展しようとは――詠韻文明と呼ばれる奇妙な物理法則に支配される幻想の世界に滅亡と崩壊の陥穽(あな)が開くとき、若き皇帝は決断を迫られる……絢爛たる魔人と、容赦なき機械と、揺れ動く少年少女の心が毒蛇の如く絡み合う、これは無為無策(でたらめ)な夢物語の顛末――。

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機械仕掛けの蛇奇使い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    上遠野浩平さんの作品で一番好きな話。冥王と獣のダンスよりも暗くなくて好きです。最後はちょっと悲しかったけど、希望もあったし。

    2022.3.13 再読 最近は事件シリーズの次に読み返したくなる

    0

    Posted by ブクログ 2010年01月04日

    千年の封印に繋がれた戦鬼ルルド・バイパー。
    かつて全世界を相手に戦ったと伝えられるもの。
    一国の皇帝が彼に頂いた憧れが世界を混乱のへと発展しようとは誰が予想できただろう。

    夢物語の中に迷い込んだもの達の顛末。

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月26日

    17歳の若き皇帝であるローティフェルド・ラウリー・ゴウク十七世は、千年前に闘争と破壊の化身と恐れられたルルド・バイパーを現代に復活させるという、ヴィマト・カミング博士の実験に立ち会うことになります。

    実験は成功し、みごとルルドがそのすがたを現わしますが、そこにシンザス将軍率いる部隊が現われ、ローテ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月21日

    現実世界だと思ったら実は、、、みたいな話。
    デュアル文庫の「僕ら~」シリーズとつながりがあるのだろうか。いつも通りなのだが、設定はわかりにくいので、他の過去作品を読んだあとでこちらを読んだほうが良さそう。
    話の展開自体は、追放系で最後に非常に強い敵が出てくるという割と王道展開。設定がわかりにくい以外...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年04月12日

    ☆は3.5といったところ
    好きなのだけれど、ブギーポップシリーズを愛しすぎているので(笑)

    いや、でも楽しかった。今でもたまに読み直します。

    最後、切ないよね。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年11月05日

    ファンタジー世界だと思ったら、実はシミュレーション世界でしたという、SFですね。
    魔法とはちょっと違う、詠韻技術という力が使える世界です。
    若き皇帝が、古代遺産(実はオーバーテクノロジー)に惹かれて、そのおかげで暗殺を逃れ、帝国を廃止していく物語です。
    オーバーテクノロジー対オーバーテクノロジーの戦...続きを読む

    0

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