その一言が余計です。 ――日本語の「正しさ」を問う

その一言が余計です。 ――日本語の「正しさ」を問う

825円 (税込)

4pt

3.8

「まあ、がんばって」「全然おいしい」「書かさせていただきます」。こんなことばをつい使っていませんか?使う側には悪気はなくても、これらの表現には聞き手の気分を害する「余計な一言」が潜んでいます。では、聞き手はなぜ苛立つのでしょうか?文法的な違和感、談話におけるくいちがい、敬意の示し方と受け取り方のずれといった観点からその構造を解説し、ことばの正しさの本質に迫ります。

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その一言が余計です。 ――日本語の「正しさ」を問う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    単純に,こういう言い方は余計なので言わないようにしましょう,という内容ではなく,何故そういう言い方をするのか,という言う方の立場からも検討しているのが面白い.そして,その一言が気になるからと言って注意すると,その注意が余計な一言になりかねないので,気になった場合どうすれば良いのか,という対策も書いて

    0
    2013年05月23日

    Posted by ブクログ

    助詞や敬語の用法だけではなく、談話の場での適切なパフォーマンスや、社会言語学を踏まえた日本語非母語話者への配慮まで、幅広いトピックが採られている。

    言葉の使い方には配慮が必要な職に就いていることもあり、それなりにこれまでも勉強してきたつもりだったけれど、知らなかったこともあった。
    一つは、「暑いで

    0
    2017年04月15日

    Posted by ブクログ

    日本語の「正しさ」を問うというサブタイトルに惹かれて購入。
    助詞の使い方など、改めて気づかされることが多い。
    また各項目に「対処法」が記載されていることが、他の類似本と異なり面白く読むことができる。単なる文法の正しさにとどまることなく、より豊かな日本語の遣い手になることへの意識づけになると思う。

    0
    2013年10月11日

    Posted by ブクログ

    「い抜き言葉」とはなんだろうと思ったら、「書いてます」、「歩いてく」のように「い」を抜かした言葉とある。「いぬき」で浮かんでくるのは、設備や家具などを付けたまま売るあるいは貸す「居抜き」だ。

     著書には、「脇にずらしたくなる日本語の癖」とあり、読んでいくとフムフムと思った。それは、はっきり言わない

    0
    2013年05月16日

    Posted by ブクログ

    本のタイトルから、想像していた内容と大分違っていたが、
    ただの言葉指南本では無かったため、最後まで読めた。
    日本語は非論理的・最後まで聞かないとわからないとのうわさは、
    言語的特徴でしかないとのことで、
    そう思っていた側からすると、なるほどと思わされた。

    各章のおわりにある、著者の考える「余計な一

    0
    2013年11月15日

    Posted by ブクログ

    間違った日本語について解説するような本ではなく、「どうしてそうなったのか」や「どうすればよくなるのか」を考えさせてくれる本でした。

    「寛容に」という表現が多く登場したように感じますが、確かに著者の言いたいことはわかります。ただ「じゃあ誰がどう正すの」と考えたときに、ちょっと呑気かなと思いました。

    0
    2013年06月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何だかちょっと引っかかる言い回し。
    それのどこに私たちは引っかかっているのかを紐解きながら、日本語の繊細な性質を解説していておもしろい。

    0
    2013年12月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まずは、タイトルに惹かれた。
    「行けたら、行くけど」「コーヒーでいいです」など、そこにその一言(あるいは一文字)付けなきゃいいのに、という「余計な一言」あるよなー、と。
    で、その例がたくさん載っているのかと思ったけど、単なる列挙じゃなく、文法的に、言葉の歴史的に、なぜ、そういう言い方になっているのか

    0
    2019年02月22日

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