難民高校生 ― 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル

難民高校生 ― 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル

660円 (税込)

3pt

高校時代、私は渋谷で月25日を過ごす“難民高校生”だった。
「居場所を失くした若者」として希望のない生活を送っていた著者が、小さなつながりから変わりはじめ、国際支援の大きなイベントや被災地支援の商品企画プロジェクトの成功を通じて、自分への自信と社会での居場所を取り戻していく過程を描く。「ささいなきっかけから社会的に孤立する」ことは誰にでも起きる可能性があることであり、特に属するコミュニティが限られる「若者」に対する社会的支援の必要性を訴える。
村上龍氏推薦!

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難民高校生 ― 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今どきの若者は・・・といったことがある人、またその言葉に違和感や怒りを感じる人は読んでほしい。

    Colabo代表・仁藤夢乃さんが今どきの若者の悩み、苦しみと同じ苦しみの渦中にいて社会活動家に成長するまでがつづられている。


    子供たちが立派に成長するためには、激励や説教などではなく、私たちの優しさ

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    2014年12月20日

    Posted by ブクログ

    学校という居場所にいられないということはすごくしんどいことなんだと思う。
    それは本著で作者が語っている。

    そんな場所に行ってしまった人たちに対して何がしてやれるのか。

    作者は大人に対して「個人と向き合う」、「可能性を信じる」、「姿勢を見せる」の三つをして欲しいと述べている。

    この三つはどれも納

    0
    2014年03月22日

    Posted by ブクログ

    カタリバの同期が書いた本。
    悔しいけど、乗り越えてきた波の数が違って、現時点では全く適わないと思った。
    僕は「普通」すぎる。まだまだ足りない。

    本書には筆者の高校生時代、高校中退後、大学入学後、震災後、と様々な場面が子細に描かれている。
    ドキュメンタリー系の本によく出てきては主人公の心中で皮肉られ

    0
    2013年04月15日

    Posted by ブクログ

    今どきの若者は、という前に自分を見つめ直してみよう。果たして我々は「まともな大人」なのだろうか。
    ここには「助けて」という声や「ここにいる」という声がある。彼女たちの体験談はリアルで時に身を切るように痛くて、悲しみや切なさに溢れている。
    では、だからといって本書がエンタメ小説のように「泣ける〜」と消

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    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    ○社会学を専攻し、各種事業を手掛ける仁藤氏の作品。
    ○著者の高校時代からの活動や心情を振り返りつつ、「大人と子供」という関係について、独自の視点で描いた作品。
    ○事実に基づいた具体的な描写は、読む人の心を大きく動かしている。全体をとおして、著者の素直な心情が伝わってきた。
    ○文章としては、若干くどい

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    2014年11月19日

    Posted by ブクログ

    少し遠くのことばかり追いかけるのではなくて、
    もう少し足下も見た方がよいと強く思った。

    社会的な繋がりを失った、
    高校生達が巧みに大人に騙されて、
    暗い世界に入り込んでしまう、
    そういう現実を実際の高校生達のインタビューから
    作られた本。

    著者も実体験を踏まえた上で書いているので、
    更にリアルさ

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    2014年11月03日

    Posted by ブクログ

    よくある話かと思いきや、阿蘇さんとの出会いから、著者の人格が一気に深化、活性化し始める。ロールモデルの大切さ。葛藤、停滞してきた著者だからこそ今があるという説得力。被災地への視点も尊厳に満ちている。これから正念場をなんどもくぐるだろうが、私も大人の一人として、姿勢を見せていくことでエールと感想に代え

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    2014年10月20日

    Posted by ブクログ

    人とのつながりでしか人は生きてはいけないのですね。
    大人の生き方が子供にいかに大きな影響を与えているのか、心して生きていかなくてはと思う。

    0
    2014年10月06日

    Posted by ブクログ

    家庭にも学校にも居場所がなく、渋谷に居場所を求めた著者。
    その時に出会った人を通して、現代の高校生の抱えている問題を書いている。

    うちにも家庭に居場所がないのでは?と思えるコがいる。
    学校で反発していて、我々を困らせるけど、学校が唯一の居場所で、わがまま言える場所なんだね。

    ここが無くなったコた

    0
    2014年05月07日

    Posted by ブクログ

    恵まれている環境なのに全てが嫌で反抗してしまう女子高生達に昔の自分を重ねて読みました。大人達は私達の事は分かってくれないと思っていました。今なら大人の気持ちも考えられますが、当時は鬱陶しいだけでした。著者が書いているように、高校生や学生に関わる大人達にも読んで欲しいです。読んだ後に少しはお互いの距離

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    2018年04月15日

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