日本思想全史

日本思想全史

1,045円 (税込)

5pt

この国の人々は選択的に外の思想を受け入れつつ、あるべき人間とは何かという問いを立ててきた。ではその根底にあるものは何だろうか。思想史を俯瞰してそれを探るには、日本の内と外の両側から眺める視点が必要である。そしてそのような内と外の意識こそ、古代からこの国で綿々と受け継がれてきたものだ。神話時代から現在までの各時代の思想に、外部的視点からの解釈を押し通すのではなく、内在的視点をもって丹念に光を当てる。一人の思想家による、初めての本格通史。

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日本思想全史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    古代から現代までの日本について,思想をベースに流れを掴むという意欲的な本。日本史の学習ではあまり考えないようなことを知るには良い。

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    2023年10月28日

    Posted by ブクログ

    難解書。いったり来たりしながら、読みつないでいかねばならない。
    冒頭にも、日本思想史とは、哲学のなのか、歴史学なのかという問題提起がある。
    本書がとる視点から、選択ー受容ー進化としての思想史であるという説明がなされている。

    幾度となく、海外からの思想の流入、その受容と、国内での進化、その繰り返しで

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    2022年10月07日

    Posted by ブクログ

    日本中世史の勉強過程で網野善彦氏らの著作に接したが、当時の民衆に根付いていた仏教的な価値観をいまいちイメージできず、本書をもってその導入過程から勉強することにした。
    目的に叶ったかというと概論なのでそうとも言えないが、一方で体系だてて古来から現在に至る連続性のある日本の思想史を学べてよかった。それら

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    2020年12月07日

    Posted by ブクログ

    全史なので概論に過ぎないが、古代から近世にかけては比較的詳しい。日本にこだわって、いわゆる「翻訳学問」を排除し通史として扱っていることは、参考になる。他の学問分野、特に人文そして時には社会科学においても、「翻訳」の部分を取り除いて眺めていくと、さらなる発見もあるかもしれない。思想的に偏ったものになっ

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    2020年07月25日

    Posted by ブクログ

    500ページ近くある新書としては、かなり分厚い感じの本。

    でも、2分冊にわかれてなくて、1冊で、古事記の神話から、万葉集、仏教伝来、王朝文学、神道、鎌倉仏教、芸道、キリスト教伝来、儒教思想、国学、明治の啓蒙思想、デモクラシー、超国家主義、戦後民主主義、現在の思想の多様性までを一気にレビューできて壮

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    2018年04月22日

    Posted by ブクログ

    本書は、日本における古代から近代までの思想の変遷を幅広くまとめたものである。
    本書だけでは日本の思想を全て網羅することはできない。しかし、興味のある思想を見つけたい人にとって最適なガイドブックとなるだろう。
    しかし、個人的には説明が少し分かりにくかった。新しい専門用語が何の説明もなしにいきなり登場し

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    2024年01月18日

    Posted by ブクログ

    古代と中世が微妙。近世から現代くらいが専門の方なのかと思う。日本思想という割に漢籍の知識はそれほど深くないと感じた。日本語の文章だけを読んで書いてる感じ

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    2021年12月20日

    Posted by ブクログ

    日本人の慣習や日本的な考え方はどこから来ているか?何に影響されてきたか?を知ることができます。

    ただ、扱う事柄が膨大な分野をこれだけコンパクトにしてしまうと若干中身が希薄になることは否めません。

    取り扱うこ資料や歴史的に影響力のあった人物がまだ数の少ない平安時代くらいまでは良いのですが、鎌倉時代

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    2015年11月08日

    Posted by ブクログ

    古代から現代まで、日本の思想史の全体を、一冊の新書で概観することができる本です。

    400ページ超という、新書としては大部の本ですが、それでも一人ひとりの思想家やテーマに関しては、かいなでの解説で終わっているような印象をもってしまいます。ひとりの著者によって書かれた思想史なので、もっと扱う内容を絞っ

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    2017年11月29日

    Posted by ブクログ

    日本の思想について時代をおって解説している。
    思想のながれ的な解説であり、思想史の入口・入門としてとらえると良いかも。
    この本を入口に興味のある思想等進んでいけば面白い。

    0
    2015年02月07日

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