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Posted by ブクログ 2019年05月01日
晩年のルソーが、
故国フランスを追われ、社会から断絶された状況下で、
過去の華々しい栄光と栄華を忘却の彼方に見ながらも、
今を生きることの幸せと儚さを、独り言のように綴った日記のような書。
人間不平等起源論や社会契約論を著して
フランス革命思想に貢献したルソーが
これほどに理不尽と思える仕打ちを受...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月01日
初めてのルソーでした。
彼の哲学は個人的には少し共感もありました。
自分の置かれている身にとっては、良い本に出会えました。
ルソーという人物が知りたい方、初心者にはこの本が良いかもしれません。
彼は繊細な方だという印象を受けました。
訳が非常に分かりやすく、また読みやすかったです。
光文社も初め...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月29日
迫害という真実とそうではない被害妄想に囚われたルソーが世間を忌み苦しみながらもどう生きていくか、という本。
夢想をし、植物研究に熱中し、己を肯定する為に自己弁護と理論武装をして未来の読者に向けて(ルソーはあくまでも余生のためと書いているが)託したかったのだろう、正直なところ救ってほしかったのかもしれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月16日
フランスでは、青少年が一度は手にとって読む本だという。
社会科でも習った宗教改革の箇所で必ず出てくるルソー。
人生の晩年は、教会からも、学会からも弾圧、無視され寂しい人生だったようだ。
それらからの疎外感に憤りを感じて憤死してしまうような日々を送っていたが、怒りも一巡すると静かに自分自身を見つめる...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月02日
ルソーたん!!!!私がいる!私がいるよーっ( ;∀;)!!!!と呼びかけてしまいたくなるほど冒頭から悲壮感漂う。栄光から一転、迫害を受けたルソーが自分の殻に閉じこもって書いた夢想の束。でも読み進めるにつれ、被害妄想の羅列と化していき、「わかった、わかった」と聞き流してしまいそうに(笑)けれど、ところ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月12日
ルソーでさえ、こんなこと思うんならわたしなんてどうしたら良いんだろう。
うまく孤独にもなれなくて、自意識ばかりが肥大している他人を見て、「ねえ!?あなたは普通!普通なんだよ!!」って言いたくなる。それは自分自身に対しての言葉でもある。
とてつもなくいたくて辛い。
そんな惨めな思い、誰だってするのだろ...続きを読む
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