食の終焉

食の終焉

2,772円 (税込)

13pt

高度な食料経済の構築により、農産物や食肉、加工食品を一年中どこでも買えるようになった。しかし、低コスト・大量生産モデルを世界的規模に拡大することで、私たちはその恩恵だけでなく、負の要素も世界中に広めてしまった。その負の要素とは何か、このシステムは持続可能なのか、膨大な取材をもとに明らかにする。

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食の終焉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年04月17日

    人類のあるべき姿を現在の食のグローバル化に投影すると、かなりヤバい状況なことを思い知らされる。著者はそれでもこの危機的状況を乗り切る術はあると楽観的だが、根本的な部分で人類が進化しないといけないようにも思う。

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    Posted by ブクログ 2013年02月19日

    読んでると暗ーい気持ちになる重たい一冊です。

    現代の食システムはどんどん巨大なサプライチェーンがふくらみ慣性がついて抜け出せなくなる一方で効率とは裏腹に脆弱になっている。
    生鮮食料品だけでなく冷凍食品もは0−157やサルモネラ菌の混入を防ぐことはできず、最後に消費者が適切な調理をするかどうかにかか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月05日

    食システムの危機をいかにして乗り越えるべきか?

    筆者は、食そのものは本質的に経済活動でない、としている。しかし今や、食が資本主義経済に取り込まれてしまい、さらにはグローバル化してしまっている。資本主義的な市場システムのもとで作動する食システム(食の生産から消費までの全体像)は、確かに効率的になり、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月19日

    膨大なインタビュー、事実を基に世界の食糧、農業に関する問題についてまとめた良著。もっとも俯瞰的に諸問題を理解し、今後世界が進む方向性について考える上での必読図書

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    Posted by ブクログ 2012年09月04日

    経済のグローバル化がもたらした、食の危機的状況をレポートした本。
    消費者としては、世界中から一番安いものが供給される巨大サプライチェーンの恩恵を享受しているわけだが、その安さを実現するために農場から食品メーカーまで大変なことになっている。その付けは、最終的には商品を選択した消費者に回ってくるわけだが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月02日

    破綻に向かう現代の「食」について書き上げた大著。
    人類の食の歴史から、現代の食はいかにいて築かれてきたか、何が問題になっているのか、これからどんな問題がやってこようとしているのか、未来はあるのか。最悪のシナリオは?
    著者は結局のところ「あるべき姿を考えた結果」ではなく、「緊急事態への対処」を繰り返し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月14日

    読み応え満点!なだけに読むのにチョット苦労した。訳者・神保さんのあとがきを読めば大まかな本の内容はつかめるかも。

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    Posted by ブクログ 2012年04月15日

    広範で綿密な取材から投げかけられる問題提起に、食べるということの価値観や罪深さを突き付けられる。もう一度読み返そう。

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    Posted by ブクログ 2019年04月14日


    1.最近海外の農業形態について読むことが減ったので購入しました。

    2.キーワードとなるのはグローバル企業による搾取と消費者の気づきの2つです。経済効率を優先する社会を作りあげたのは両者であると著者は述べています。食料を商品としてしまい、大切なこたを見失ってしまっているのが現代の食経済の悪い部分で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月04日

     取り上げられている個々の事象はある程度知っているつもりだったが、それらがこんな風に繋がっているという提示に驚いた。サプライ・チェーンならぬ「サプライズ・チェーン」。

     訳者解説の「食を見ればグローバリゼーションの本質が見える」が本書を端的に表している。

     地球上を網羅する巨大資本のサプライチ...続きを読む

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