はぶらし

はぶらし

627円 (税込)

3pt

脚本家として順調に生活する鈴音(36歳)が、高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。子連れの水絵は離婚し、リストラに遭ったことを打ち明け、再就職先を決めるために一週間だけ泊めてほしいと泣きつく。鈴音は戸惑いつつも承諾し、共同生活を始めるが……。人は相手の願いをどこまで受け入れるべきなのか? 揺れ動く心理を描いた傑作サスペンス。

...続きを読む

はぶらし のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    じわじわくる怖さ。
    自分が追い詰められているのかのように感じた。
    優しさから困っている友達に手を差し伸べても、引き時がわからない困惑はすごいわかる。
    こんなにぐいぐいこられたら、私もストレスを溜めながらも居候させてしまうかも…

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    面白くて、先が気になって一気読み。
    こうやって謙虚な雰囲気を出しながらも無理やり自分の要望を貫き通す…
    みたいな人、いる。
    こっちが居候を許してるのに、何故か罪悪感を感じて追い出せない…
    みたいな人も、いる。
    もっとしっかり言って!断って!とムカムカしたけど
    お人好しの主人公が搾取されまくって終わり

    0
    2023年12月06日

    Posted by ブクログ

    あなたは、『最後に会ったのは十年も前』という旧友に、『一週間でいいの』『家に泊めてほしいの』と言われたらどうするでしょうか?

    小・中・高…と大人への階段を昇っていく中には、それぞれの時代に友達と呼べる関係性を築いた人がいたと思います。それは、クラスメイトだったかもしれません。部活動が一緒だったと

    0
    2023年04月24日

    Posted by ブクログ

    三十代の主人公が高校生のころの友人を自宅に泊めて、出て行くまでの物語。

    ざっくりした粗筋はそれだけなのだが、なし崩しに宿泊期間を延ばしていくやり取りや、主人公の生活を侵食していく様はホラー小説のようだった。
    いや、これはホラーなのだ。
    この小説を読むと、恐怖の本質は「自分が侵食されていく」ことだと

    0
    2022年11月14日

    Posted by ブクログ

    なんとなく全て予測していたこと。

    やっぱり、ってなった。

    信じるっていうことを、考えさせられる。

    一気に読めました

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    鈴音にも水絵にも感情移入させる作者が凄いと思いました

    鈴音の友達の言う事は最もだと思うけど、それは第三者から見て言える事なんだよなあ、、

    自分がいざそうなったら、って考えたら怖くなりました(笑)

    0
    2020年07月01日

    Posted by ブクログ

    平均台をバランスを取りながら歩くような、登場人物の善悪がどっちに振れるか、ハラハラした読書。人間の善悪など、簡単には決められないのがリアルであり、物語の中でも単純に役割を決めない事で、この小説は、人間の深みを描くと共に、ミステリアスな雰囲気を醸す事に成功している。そしてそれは、生活とは切り離せない、

    1
    2021年12月07日

    Posted by ブクログ

    自分自身、鈴音と似ている部分が多すぎて共感したりその優柔不断さにイライラしたりしながらも客観的に意見をしてくれる鈴音の友人である茉莉花(まりか)の存在は良い逃げ場となりほっとする場面でもありました。

    鈴音、水絵、この二人の感情を表す心理描写が繊細で丁寧で女同士ならこんな会話がありえるだろうと言う

    1
    2021年02月07日

    Posted by ブクログ

    昔の友人から突然連絡があり、居候させて欲しいという、しかも子連れ。少しならと受け入れるとなんだかんだで長引くのでイライラさせられる。恐らくほとんど読者は居候されている側の気持ちで、どうしてくれるんだみたいなザワザワしたまま物語の先を追いかける。
    作者が女性だから書けるだろうというところもあり、ある部

    0
    2023年12月27日

    Posted by ブクログ

    そんな悪い人はいないだろう。
    そこまでしないだろう。
    性善説で生きてるお人好しを軽く裏切る感じ、大好物です。イヤな感じですれ違っていくのが面白かったな。

    使った歯ブラシ返されても。。。
    ただのゴミだよ?
    嫌がらせなのか天然なのか。

    0
    2021年06月15日

はぶらし の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

近藤史恵 のこれもおすすめ

はぶらし に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す