さすらい姫考

さすらい姫考

2,090円 (税込)

10pt

4.5

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

平安から中世にかけて、"家"のあり方が家父長制へと移りゆく頃、不慮の運命から、さすらいの旅へ向かう姫たち。さすらいの行く末に、結婚という新たな男系との接触が待ち受けるなか、彼女たちは「生きる」ために、運命にながされ、また抗っていく。『鉢かづき』『まつら長者』『しんとく丸』『をぐり』『源氏物語』『更級日記』という日本古典を題材に"家"と女の変革の"とき"をみつめ、同じ時間をいきる現代の"ヒメ"たちへメッセージを投げかける。

...続きを読む

さすらい姫考 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     日本の歴史の中で女性がどのように生きてきたか、扱われてきたかを文学作品から辿る試み。
     農耕社会である日本は古来より女性崇拝、女系文化があったが、大陸の制度や思想を取り入れることで、やがて男系社会へと変容していく。
     平安中期から室町にかけては、まだ女系に対する「神通力」のようなものは存在したが、

    0
    2016年10月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古典から漂泊する女たちを取り上げて、漂泊することによる母系集団から父系集団への変遷を説く。
    『御伽草子 鉢かづき』
    『説教 まつら長者』
    『説教 しんとく丸』
    『説教 をぐり』
    『源氏物語 玉鬘』
    『源氏物語 浮舟』
    『更級日記』
    最終的に菅原孝標女に<孤としての女の生>をみつけさせ、「エピローグ 

    0
    2011年05月03日

さすらい姫考 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    笠間書院
  • ページ数
    312ページ
  • 電子版発売日
    2014年11月07日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    45MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

小林とし子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す