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十七世紀末、西鶴、近松、芭蕉、光琳、師宣らを輩出した元禄文化が花開く。文学、絵画、工芸のみならず、町人が主役となり、奢侈の風俗を生んだ。遊里に入り浸る新興商人、芸事に溺れ身を滅ぼす二代目、芝居に憂き身をやつす人々。生産と消費の外部にある第三の領域=「遊び」という視点から、太平の世の町人文化の深層に迫る。(講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
元禄期の都市文化を遊里、芝居という観点から考察した著作。規範的意識に基づいて、こうした非日常的な遊興を悪と称するのは元禄時代でも現代でも変わらないようだ。しかし、そうしたものこそが、現代日本文化の基層に脈々と流れていることを本書は教えてくれる。
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元禄文化 遊芸・悪所・芝居
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守屋毅
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