ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
西表耶麻子、高校2年生。病気療養のためにこの火蜥蜴島に小さな頃引っ越してきた。体が弱い以外はこく普通の女の子。そんな耶麻子が高校で南愛治くんに一目惚れ。そっと「彼」を見つめているだけでよかった。それなのに、それなのに、お節介な先輩が現れて……。表題作「私の優しくない先輩」と“その後”のお話「吉乃さんはいいひとだから」を収録!
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
ラノベ調の軽いタッチだけど、すごくすごく優しい話。 読み終わってなんだか優しくなれる、すごくきゅんとするし切ない。
可もなく不可もなくといった印象。何も考えず読むことができ、短く、読み始めの人にはオススメ。話しは良く言えばあっさり、悪く言えばありきたり。両作とも恋愛よりは青春に指針が向いていた印象。個人的には表題作よりも「吉乃さんはいいひとだから」の方が好きだった(よって他の人がメインについて多くを書いているため...続きを読む、こっちの感想だけを残そうと思う)。 まず、主人公がマンガ「最終兵器彼女」の主人公を彷彿とさせた。時間軸、舞台は「私の優しくない先輩」と同じため、喜久子や不破先輩も登場。喜久子には少し何ともいえない気持ちになった。ヒロインの吉乃さんの考えには同感できるところもあったが、やっぱり世間一般とは違う考えを持つと、賛同する人や同感する人は数少ない。少なくとも離島なんかであれば特に。ともかく、作りは丁寧なので、スカっとして読み終えられます。
いたってシンプルなお話でした。 数時間あれば読み終えられる軽さです、 優しくない先輩の不遜な態度の真意は余にも不器用で久しぶりに好感の持てた恋愛物。 ただもう少し話の膨らみと繋がりを丁寧に書いて頂けたら尚良かったと感じました。 後編のお話は筧さんの変わり具合に驚きつつも素直に好きだと思えました。
病弱で控えめな性格の高校2年生の西表耶麻子は、ひとつ学年が上の南愛治くんのことが大大大好き。そのような思いを綴ったラヴレター13号が、傍若無人で、破天荒で、優しくない、不破風和先輩に見られてしまい、耶麻子の思いを知った不破先輩は、恋の手助けをすると約束するが・・・(「私の優しくない先輩」)。「私の優...続きを読むしくない先輩」で登場したメンバーのその後を描いた、「吉乃さんはいいひとだから」を含めた中編が2つ入っています。(2010.9.25)
“私、西表耶麻子は、南愛治くんのことが大大大好きです。いつでも見ていました。いつでも想っていました。恋をしていました。でも私はその感情を、誰にも知られないようにと執拗に隠していました。……恥ずかしいから?いいえ、恋を失うのが怖かっただけです。恋をするのは楽しいのです。授業中にこっそりと愛治くんを見つ...続きを読むめたり、渡せないラブレターを書いてみたり、そういった行為がとても楽しく、幸せで、やめられなくなり、いつしか私は中毒になっていました。やめられませんでした。あなたのことを好きだと思うこと、それ自体が楽しみになり、ほんとうの自分の心を置いてけぼりにしていました。私はあなたのことが好きです。でも大大大好きではありません。みっつの『大』をあなたに付加したのは私の卑しい心です。あなたを過分に評価して、美化して偶像化して、こんな素晴らしいひとに恋をしている私はなんて素晴らしい人間なんだろう、と、自己満足をしていただけです。 私は、不良たちといっしょに煙草を吸う人間が嫌いです。 私は、皆ががんばっているのにひとりだけサボる人間が嫌いです。 私は、他に好きなひとがいる相手にいつまでも拘泥はしていられません。 私、西表耶麻子は、南愛治くんのことが好きです。 大大大好きではなかったのに。” 泣けた。 すぐ読めちゃう短編なのに、ぎゅっと話が詰まってる。 しかも、深い。 日日日さんの作品好きだ。 “嘲るというより、やっぱり哀しそうなのだった。 「誰も、わかんないよ、正解なんか、きっとないよ。なのに、どっかにきれいな真実が、ほんとうの愛があるとか、思いこんじゃって、小説とか映画にだまされて、みんな勘違いしちゃうんだ」 そして話は元に戻る。 「吉乃さんも、きっとそう。わからないんだ、だから不安で探し求めてるんだ。だけど、たぶん、彼女の欲しいものは見つからない。きれいなものは、高くて手が届かないところにあるんじゃなくて、いつでもここにあるのに」 胸元に手を当てて、筧はやっぱり抑揚のない声でつぶやく。 「どこか外側にそれを求めたら、期待どおりにいかなくて、失敗して、落ちこむだけ。ツギハオ、吉乃さんは、このままじゃ疲れきっちゃうよ。他のひとに栄養をふりまいて、自分の胸のなかにある芽を腐らせちゃうよ」 それを僕に言って、どうしろというのだ。 おおきなお世話ではないのか、吉乃さんはあれでも幸せそうじゃないか。 筧は頷くと、結論めいたことをつぶやいた。 「そうだね、吉乃さんはいいひとだから、都合のいいひとだから、みんなが利用してもてあそんで使い捨てるんでしょう。だから、誰かが愛してあげなくちゃ。ほんとうに、心から」 「吉乃さんはいつも、楽しく恋をして、男の子に愛されてるよ」 言い訳するように告げる僕を、筧は立ちあがり、じっと見つめてくる。 「恋愛なんかじゃない」 やっぱり、僕のことを何やら誤解しているような口調で。 「ツギハオ、あなたわかってるんでしょう」 何をだ。”
カルピスのCMで観て名前だけは知っていたもの。 恋愛モノが苦手なあたしでも、最初の数ページを読んだらお気に入り。 内容としては恋愛というより青春?←一緒かw わたしと先輩、喜久子、愛冶君。 この登場人物だけで出来ているので読みやすかった。 ちょっとざっくりした描写だったから置いてけぼり感も否めず。...続きを読む でも、テンポよく読めるのに、そのテンポで読んでても最後は感動できた。 あっさりしていたのに、気付いたらお腹いっぱい!みたいな。 活字に苦手意識を持っている、多感な中学生女子に薦めたい。
あっさりした語り口で読みやすい。その分ずいぶん軽く感じるけど。一応重い話。 身体の弱いヤマコには好きな人がいます。ある日彼に書いた渡すアテのないラブレターを「やさしくない先輩」こと不和先輩に見られてしまう。 先輩は彼とヤマコの距離を縮める作戦を立ててくれたが・・・。 表題作他1本。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
私の優しくない先輩
新刊情報をお知らせします。
日日日
フォロー機能について
「男性向けライトノベル」無料一覧へ
「男性向けライトノベル」ランキングの一覧へ
みにくいあひるの恋
あたしら憂鬱中学生 1.共依存
あんさんぶるスターズ! 青春の狂想曲
【合本版】アンダカの怪造学 全10巻
うそつき ~嘘をつくたびに眺めたくなる月~
ECHO
試し読み
S BLUE ザ・スニーカー100号記念アンソロジー
S WHITE スニーカー文庫25周年記念アンソロジー
「日日日」のこれもおすすめ一覧へ
▲私の優しくない先輩 ページトップヘ