科学とオカルト

科学とオカルト

770円 (税込)

3pt

3.6

ニュートンもケプラーも錬金術師だった。客観性を謳う科学の登場は、たかだか数百年前のことである。近代産業社会が、オカルト理論に公共性を要請した時、秘術は「近代科学」として生まれ変わった。「万能の学=科学」と現代オカルトは、原理への欲望とコントロール願望に取り憑かれ、どこまで行くのだろうか。社会と科学とオカルトの三者の関係を探究し、科学の本質と限界に迫る。(講談社学術文庫)

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科学とオカルト のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高校生のとき、現代文の参考書で読んだことをなぜかずっと覚えていた本。会社の研修で、これからは量子(目に見えないものの時代)という話をきいて思い出して読んでみた〜

    身分制が崩壊することで技術についてマニュアルが求められるようになり、客観性を謳う科学が登場したこと。科学は再現性のある事物しか扱えず、繰

    0
    2022年08月19日

    Posted by ブクログ

    科学について公共性という観点から、科学とオカルトの関係性を述べた本。錬金術の時代は科学とは師匠から弟子へと秘密に伝えられるものだったのが、客観性と再現性を重要視する科学になり、それが高度に発展しすぎてもはや普通の人にはオカルトのように見える。
    最後のオカルトについての話も面白かった。

    0
    2020年10月10日

    Posted by ブクログ

    『構造主義科学論の冒険』(講談社学術文庫)や『科学はどこまでいくのか』(ちくま文庫)につづく、著者の科学論が開陳されている本です。

    本書では、著者の「構造主義科学論」にもとづいて、同一性を記述することが科学という営みの本質であるという考えが語られるとともに、そうした科学という営みを歴史的ないし社会

    0
    2021年10月27日

    Posted by ブクログ

    科学はオカルトから始まった。ニュートンもケプラーも錬金術師。
    オカルトは個人主義、秘密主義で他のだれにもマネができないのが特徴、一方、科学は客観性という公共性をもつことで誰でも再現できるものとして発達していった。
    ただし、科学も万能ではない。一回限りに出来事は再現性が得られないので科学にはなりえない

    0
    2014年07月01日

    Posted by ブクログ

    内容はちょいむずめ。
    「科学は昔は単なるオカルトだったが、
    公共性(再現性や客観性)を獲得して科学になった。
    しかし今の科学は専門化(高度化や細分化)されすぎて、
    一般人にとってはオカルトと同じみたいな感じになりつつある。 」って感じの考察。

    大枠に関してはまったくもって同感。何でパソコ

    0
    2009年10月04日

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