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Posted by ブクログ 2020年01月11日
菊ちゃんが最近興味あるってことで渡辺京二さんの本をひっぱり出して読んでみた。こういう本をちゃんと押さえて収拾しているから、なかなか蔵書を捨てられない。言い訳はそのくらいにして…
なんだろ、戦前、戦中、戦後を生き抜いてこられたの言葉にはぐうの音も出ない。しかも、歴史に詳しい。時代を超える人間の本質を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月01日
「来山は生まれた咎で死ぬる也 それでうらみも何もかもなし」小西来山の辞世の句が紹介されている。
けれど、そう簡単に達観は出来ないだろう。
自己愛がどんどん強まる現代のみなさん。極まった自己愛の裏側には、本当はもうそういうのはやめにしたい、ひっそりしていたい、という気持ちもあるのではないか。と...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月12日
「人間死ぬから、面白い」とは、言わなかったけど、
そういう本になってしまったという京二さん。
そう簡単に人生が進むわけもなく、
そう安楽に人生が終わるわけでもないことを、
渡辺さんはよくご存じだ。
自分の人生に主人公でいたい、というのは、
とても共感する。
たいした人生でも、たいした人間でもない...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月01日
タイトルに惹かれて購入。
作者のことは全く知らないので、前半の作者の生い立ちの話は正直退屈だった。
中盤の江戸時代の考察がすごく面白かった。
「説教がましいなぁ」と思うとこや、「そういう視点もあるかぁ」と思うとこが代わる代わる出て来る。ユーモアもあって吹き出すとこもあった。あとがきでは編集者に言いく...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月02日
80歳を超えて、なお文筆活動をこなす著者が目の前に控える死を意識いながら、語る人生訓。戦後すぐの混乱期をを生きてきた人間の芯の強さが詰まっている。平和な時代だけを過ごした人たちにはなかなか達観できない境地だ。
著者のスタンスは、昔は皆が思うほど悪くないということ。といって、「最近の若いものは…」と...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月23日
隠者の風のある評論家がその生き様を語ったもの。著者は幼少期から京都、大連、熊本などを点々とし、老いて後、娘夫妻の家に身を寄せるまで借家ぐらしの流転の人生を歩みます。
心情的にどこにも属さない、あるいは故郷なるものを持たないそのマージナルな生きざまは、まさしく知識人の原点に沿ったものといえるでしょう...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月08日
そのままでいいのです
渡辺京二さんの著作にふれるたびに
なんども うんうん
これでいいのだ
と うなづいている自分に気付く
ことさら
難しい理屈が言われているわけではない
でも
ついつい人が陥りがちなちょっとした奢りを
鋭く指摘される
私たちのDNAにもきっと
潜んでいるであろう
きちんと まっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月27日
本書はエッセイ集であるが、不思議な感覚を持った本だった。
「あとがき」に、この本の成り立ちが書かれているが、筆者がインタビューを受けたものを文章に起こして新書化したもののようである。インタビューがベースになっているので、書いてあることが「軽い」感じがする。また、筆者が「自分の話したいことを話す」とい...続きを読む
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