四谷区花園町
  • 完結

四谷区花園町

1,026円 (税込)

5pt

4.3

「1回の人生やけん、好きな人と楽しく生きたら良かと思わん?」太平洋戦争前夜。新宿の片隅に咲いた、小さな、小さな恋の花。昭和初期の花園町。風俗雑誌「性ノ扉」のライター三宅至心は、取材先のデッサン教室でモデルをしていた混血の娘、アキと出会う。やがて恋が芽生え、慎ましくも賑やかな二人の生活が始まっていくが…。世界でその才能を認められた孤高の叙情派作家・高浜寛が新境地を切り拓いた初の連載作品。表現する喜び、信念をつらぬく厳しさ、誰かとめぐり逢う奇跡、愛しぬくことの尊さこれは魂の物語です。――こうの史代(漫画家)素晴らしい青春漫画の王道だ!“エロ”はどんな時代にも生きる勇気を与えてくれる。映画にしたいと思った。――行定勲(映画監督)

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四谷区花園町 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史は苦手なわけじゃないんだけど、受験勉強 ばかりしていた高校時代をあんまり思い出したくなくて、歴史モノをなんとなく遠ざけていました。

    でもやはり高浜さん。今作も素晴らしかった。
    人物描写、ストーリー、セリフまわし。
    現代へと続くエンディングになんとも言えない余韻がある。

    0
    2015年07月07日

    Posted by ブクログ

    大人の恋物語、というのがしっくりくるマンガ。

    エロ雑誌のライターでも、良家の三男で自由な結婚も出来ない男。方や混血唐行の親で学も無い女。九州出身という縁があってやがて惹かれ会う…

    朝の連ドラにもなりそうな?ストーリー。楽しい東京時代を経て、九州に戻ってからは苦労が絶えなかったろうけど、けして不幸

    1
    2014年01月13日

    Posted by ブクログ

    女性が愛されていることを感じたとき、
    こんなふうになるのだなあ。

    ”この人”
    という人と出会って暮らす。

    ただそれだけのことがこれほど素晴らしいなんて。

    突然の別れはせつないけれど、
    速かれ遅かれ人はひとりで死んでいくもの・・

    高浜さんのファンになりました。

    1
    2013年12月29日

    Posted by ブクログ

    高浜 寛さんをこの単行本で初めて知りました。
    淡い、繊細な表紙を捲ると、性と愛の物語でした。
    ストーリーは、激動の時代の、よくある恋愛漫画なのかもしれない。
    でもふたりがあまりにも愛し合っていて、本当に幸せそうなので
    やっぱり終盤はどうにも涙が零れて困りました。
    不自由な中で、精一杯、幸せであるよう

    1
    2013年12月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高浜さんが書く男女の恋物語は哀しみが伴うので、いつも心がズーンとします。家柄や人種などの様々な葛藤はこの時代では当たり前で、それでも二人は幸せに一生懸命生きていただろうに、戦争によって簡単に奪われてしまう非情さがなんとも言えませんでした。最後の終わり方は希望でもあるので今回は少しほっとした気持ちで読

    0
    2021年04月09日

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