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保久原悠は「請け出す気のない品は預からない」がポリシーの生粋の質屋。ある日、店先で行き倒れていた男を介抱するが、一文無しだったために世話をした分働かせることに。身元不明のその男・茅野涼平の持ち物で唯一質草になりそうな銀のロケットの中に詰まっていた極彩色の《物体》が気になる悠だが、飄々としながらも包容力のある茅野に惹かれ!?
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Posted by ブクログ
攻めも受けもお互い何かを抱えてて『一体なに?』ってモヤっとしてたんだけれど、そういうこっとね。 割と好きよ、そうとは気付かず相手の足りないピースを持っていて出会う関係って←若干乙女思考だけどw。 ラストに明かされた猫のトイチの秘密もニヤリ。
地味にほのぼのさせられました。ものすごくニッチなお仕事ものww 24歳の若さでひとり昔ながらの質屋を切り盛りする、しっかり者の悠。商売に関しては、コワモテ相手にひとつも引くところがありません。そんなところから、物事全てを値踏みして金に換算してしまう根っからの守銭奴のように見えてしまうのですが、実は彼...続きを読むにはそうならざるを得ない悲しい過去があります。 その質屋の店先に、ある雨の日行き倒れていた正体不明の男、茅野。悠に助けられますが、介抱して世話をした見返りはトイチw 10日で1割は、かなりの高利です。 今ではあまり見かけない質屋の話にはもの珍しい商法、仕組みがいっぱい!BL的なことよりも、むしろそっちで興味津々になってしまい最後まで読み通してしまった感じがします。質屋さんの家の中も一般的な住居とは違っていて、勉強になりました。…そして、意外に大金が動いている商売なんですね。びっくりしました。 てなわけで、エロ的にはまったく食指が動かない内容だったにもかかわらず、ストーリーはとても面白かったので、悠的に言えば差し引きゼロ、相殺です。 後半、ミステリアスだった茅野の素性や、悠の切ない過去も明かされて、二人の絡みシーンもいいかんじで、満足。 伝統工芸、しかも海外とはまたニッチ感ばつぐんすぎて、ちょっとついていくのが大変でしたが、茅野は悠にはぴったりなイイ人で、めぐり合えてよかったとつくづく思ってしまいました。幸せになれてよかったです。
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