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Posted by ブクログ 2017年06月17日
過去最高益を出した会社なのに、銀行の貸し渋りにあい倒産してしまった。その会社の社長の美人の妹が銀行に逆襲を誓うが、頭取のスキャンダルでしか追い詰めることは出来ないと悟り、自ら身体を投げ出す。その妹は主人公の元恋人で今でも忘れられない人であった。また、バブル期のつけの合併の弊害は今でも残っていそうなの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月16日
銀行小説。池井戸潤氏と同様、銀行マン出身の作者だけあってリアルに銀行の内情を描いているのだろう。
どこの企業でも不祥事、コンプラ違反の事案ていうのは大なり小なりあるのだろう。その中で、それを正す良識人がいるかどうかによってその企業が泥沼にはまり込むか、それをきっかけにより浮上するかの分かれ道に立たさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月13日
本で書かれている貸し渋りや貸し剥がしって、最近ではあまりニュースになりませんが、リーマン後には随分取りざたされてました。僕の友人が勤めていた上場会社がまさにこんな展開で破産したりもしたし。さすが金融機関出身の著者だけに、その辺の経緯は詳しく、生々しく紹介されています。その頃のことを思い出しました。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月16日
著者は銀行員時代に総会屋利益供与事件の際に広報部次長という立場だったそうだ。
上層部が隠蔽しようとした事に異議を唱え、けじめをつけるべきだと進言し、多数の逮捕者が出る大事件の中で改革を成し遂げたと思われたが、その後厄介払いとして左遷されてしまう。
それを基に本書を読むと、著者の目指した又は欲したヒー...続きを読む
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