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長引く構造不況のなか、知識や技能を見につけ、自分の価値を高めたいという動機から「勉強ブーム」が続いている。しかし、勉強への意欲はあっても、何を、どのように勉強したらよいのかわからない向きも多い。本書では、勉強には「技術」があり、それは人に伝達することができるという考えのもと、その方法・手順を、独学者に向けて具体的に解説する。
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Posted by ブクログ
学ぶだけでなく情報のまとめや文章の書き方についてもカバーしている。 大学の制度がまとめられているのは役に立つ。 章の最後に本とウェブサイトが紹介されているのはありがたいが、ウェブサイトは古いものもある。 どこで学ぶか ・大学の公開講座:受講料は安い。教養を高める ・放送大学 専科履修コース:1年...続きを読む間。入学金7000円。授業料1単位4500円 科目履修コース:6ヶ月。入学金5000円。授業料1単位4500円 ・聴講生:面接程度。入学料27,700円、聴講料1単位13,800円(例)。単位取得不可。学内施設を利用可 ・科目等履修生:面接。単位習得可 ・社会人入学制度:書類選考、面接、小論文、英語 ・大学院:書類選考、面接、小論文、英語、専門科目、研究計画書 文章を書く ・構成 導入部:テーマの設定、背景、テーマを絞る、調査方法・依拠する理論の提示 本論:先行研究の紹介と検討、自分のテーマの位置づけ、事実や調査結果の提示と議論、結果の考察 <読んだ本> 発想法(川喜田 二郎) 考える技術・書く技術(板坂 元) <関心をもった本> 40歳から何をどう勉強するか(和田 秀樹) 知的生産の技術(梅棹 忠夫) 読書家の新技術(呉 智英) 知的複眼思考法(苅谷 剛彦)
勉強の技術の根幹は、「情報を仕入れる、整理する、加工する、発表する。」である。 プロは辞典をこまめに引く。大学者でも、結局のところ、一冊の本を熟読して、それをほかより熟読した結果、学者になった。これと信じたものを熟読することが学者の道の一つ。 初め段階=専門用語を学ぶ時期 エクリチュール ネット...続きを読む使用=リソースリスト探索 アリアドネなど。ブリタニカもネット 大学教授のサイトも情報源に lycos 講師も初めから、知識があるのではなく、下準備をすることの繰り返しで増えてくる。知的生産のプロは、この舞台裏の作業が上手い人。にわか知識人をどれだけ多くこなせるかということ:外山 一般と専門の違いは、「参考文献リストがあるかどうか」一般であれば、独断の主観でも良い。客観的根拠が文献であり、調査データ 複数の本に挙げられている本は間違いなく、その分野の基本文献 ほとんど載っていないのは、さほど重要ではない。 ある一つの本も無数の本の中の関係の中の一冊で、その関係を探りながら、その後の読書を続けていく。 入門書や基礎知識はメモを採らずに乱読(立花と同じ立場)。すぐ内容をアウトプットして、形に出す直線的学習をしているのであれば、立花隆式アウトプットも有効。ただし、往々にして、複線的(あらゆる分野・テーマにまたがって)に物事を学習していることが多く、主線(主にいま取り組んでいるテーマ)以外はメモを取るのが妥当かもしれない。 また、立花隆は、知のソフトウェアで、本を大量に読むことで潜在意識に本の内容はすべて記憶され、顕在的に出てなくても、関連した話題になると連想的に本の内容は出てくるものだとして、メモは原則とる必要がないとしている。また、大量に読むことで、文章を書く力が養われるとしている。 提出するレポートや論文にもちゃんと形式があり、それを守ることの重要性を語っている。具体的には、表紙の作成、目次、要約の作成など。また、文章を序論・本論・結論で書くことを挙げている。 研究計画書も「~したい」じゃなくて、研究者の一員として自覚を持って、形式(この場合、先代までに良いとされたもの。とりあえず沿うことが妥当だろう)に沿って書いていく。 妹尾賢一郎、工藤美知尋の著作を参考に。
「勉強に 読書は必須 本を読む 大人が始める 学習一歩」 「読んだ本 必ず残す その記録 沢山読んで 沢山覚え」 「いつもする 私の読書法 乱読 本は読み捨てず 記憶の中」 「この本も 拾い読みして 要る部分 見つけて覚え 人生の糧」
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