無双の花

無双の花

559円 (税込)

2pt

島津勢の猛攻に耐え、駆けつけた豊臣秀吉に「その忠義、鎮西一。その剛勇、また鎮西一」と誉めたたえられた立花宗茂。もともと九州探題・大友家の家臣であったが、秀吉によって筑後柳川十三万石の大名に取り立てられた。関ヶ原の戦いで西軍に加担した宗茂は浪人となったが、十数年後、かつての領地に戻ることのできた唯一人の武将となった。右顧左眄せず義を貫いた男の鮮烈な生涯を描く傑作歴史小説!

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無双の花 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年02月24日

    太閤のもとでは「西国無双」と呼ばれたバリバリの戦士。一方、徳川のもとでは泰平のための「画竜点睛」として平和に徹した一人の人間。義を守り、ひとに仕えるという武士の生き様とはこういうことなのか。尾崎行雄の言葉を借りるなら、まさしく「人生の本舞台は常に将来に在り」。

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    Posted by ブクログ 2014年12月26日

    立花宗茂が素晴らしい人物であることは疑いようもない。
    が、あえて他のことについて書きたい。
    周囲の人物の、あの魅力はいったい何なのだろう。
    宗茂と接し、心を通わせた人物は、世間ずれし捩れる前の、素直な芯を見せるようになるのだろうか。
    真田信繁といい、伊達政宗といい、徳川家康といい、宗茂に負の部分を洗...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月14日

    関ヶ原の合戦以後の立花宗成を描いた作品。

    誾千代とのやりとりが、今まで読んだ作品と違っていて面白かった。

    特に「立花の義」はよかった。
    対する「真田の義」「徳川の義」もよかった。

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    Posted by ブクログ 2014年08月11日

    あーーーー葉室さんの歴史小説本当にすてき。
    間違いない、というか絶対裏切らない。この主人公の立花宗茂のように。(笑)

    誾千代のかっこよさたるや言い尽くせない。そして宗茂の男気あふれる、でもスマートな生き方にどんどん引き込まれる。そして辛苦を共にしながら決して主君から離れようとしない、家来達の忠義っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年07月26日

    立花家の義。真田家の義、徳川家の義……はて、私の義は何だろう……

    何人かの作家が立花宗茂を描いてるけど、これは良い!

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    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    関ヶ原の戦い後の立花宗茂の生き様を描いている。
    滝口康彦の乱離の風は、若き日の立花宗茂を描いているが、その続編とも言うべきものとも考えられる。
    立花宗茂が何故、柳川藩主に戻って来れたのか?小説に描かれた立花宗茂の真っ直ぐな生き様がそうさせたのか?、わからないが小説としては美化した立花宗茂の生き方は素...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月22日

    寡聞にして本書を読むまで立花宗茂という人を知らなかったのですが、葉室氏が題材にしたことが頷ける真っ直ぐな人でした。
    多くの武将たちが生き残りをかけて時に権謀術数を巡らす戦乱の世の中で、決して裏切らないことを信条に生き抜いたことは驚嘆に値する。また、彼を支える忠臣や女性も皆、この男と共に生きるに相応し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月20日

    「西国無双」と称えられる立花宗茂の半生を描く歴史小説。
    戦国の世を描きつつ、この作者らしく、妻との心のふれあいが程よい加減で書かれているので、宗茂が人として生き生きと感じられる。
    立花の義は、決して裏切らぬこと。
    この時代に、これほどまでに不器用で気持ちの良い生き方をした武将がいたとは、恥ずかしなが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月30日

    関ケ原の戦いで西軍に与しながら、旧領に戻れた唯一の大名・立花宗茂の半生。

    『その忠義鎮西一、剛勇また鎮西一』と秀吉にも激賞された宗茂が婿養子として入った立花家の義は『裏切らぬということ』。

    秀吉に大名として取り立てられた宗茂は秀吉に対する義を通して関ケ原の戦いでは西軍に与するが、その西軍は寝返る...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    秀吉に「東国にては本多忠勝、西国にては立花宗茂、ともに無双の者である」と讃えられた立花宗茂の一生を描いた歴史長編。
    宗茂は婚礼のおりに、新妻誾千代から「立花の義とは、裏切らぬことでございます」と告げられる。
    関ヶ原の戦では西軍に属した為、流浪の身となるが、その言葉通りに、生涯自らの道を歩み通す。
    ...続きを読む

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