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仕事場――ソマリア。前任地――ミャンマー。診てきた国は、アフガニスタン、ルワンダ、イラク、そして3・11の日本など、110を超える。最前線にい続ける者しか書けない“世界のリアル”がここにある。
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Posted by ブクログ
熱い本。確固たる信念の元、それを貫きながら築き上げられていくキャリアパスは、壮絶で圧巻。余程の信念がなきゃこうはいかない。病・人のみならず、国家を救う医師って、掛け値なしにカッコイイです。学生時代からして既に、将来設計に基づいて途上国に留学したり、医師としての仕事も積極的に僻地を選択したり、生半可な...続きを読む覚悟じゃ出来んだろっていう局面のオンパレード。いやはや、痺れました。
本書は、20年以上に亘り、世界各地で医療活動・援助を行ってきた國井修医師の半生記である。『月刊ナースコール』で2003~2010年に連載された「Dr國井の国際協力最前線」を再編集し、書下ろしを加えたもの。 國井さんは、自治医大を卒業後、栃木県の山間僻地での診療活動を挟み、NGO、大学、国際医療センタ...続きを読むー、外務省、国連等で国際的な医療活動を行い、本書刊行時はソマリアで活躍されていた。その間、訪れた国は、カンボジア、インド、バングラデシュ、インドネシア、アフガニスタン、パレスチナ、イラク、ザンビア、モザンビーク、ガボン、エチオピア、ルワンダ、シエラレオネ、ナイジェリア、コンゴ、ミャンマー、ケニア。。。と、アジア、アフリカの最貧国に属する国々をはじめ110ヶ国を超えるという。 私は、國井さんが本書でも語られる高校の後輩であるが、國井さんは当時から、決して大きくはない体のどこからそれほど湧いてくるのだろうと思う、エネルギーの塊のような方であったが、その後の30余年、更に何倍ものエネルギーで駆け抜けて来られたことがわかる。 本書では、常にポジティブで、チャレンジし、ユーモアを忘れない國井さんの姿が余すことなく語られている。 忙しない日常で失いがちな、勇気と元気を与えていただいた。 (2012年1月了)
2012年36冊目。 また一人、同じ日本人として誇りに思える方を知った。 世界110カ国以上で活動してきた、行動力に満ち溢れたお医者さん。 アジア・中東・アメリカ・アフリカと数多くの国々の様子が、 医療問題が中心ではあるが、飢餓・紛争・環境問題・自然災害など幅広い分野を織り交ぜて書かれている。 ...続きを読む特定の分野・地域のみではなく、国際協力に全般的に関心がある人はぜひ読んでみて欲しいです。 特にカンボジア・ルワンダのお話は、自分がこの目で見てきただけあって、 何か大事なものが再び心の底からわきあがってきた気がした。
国際保健を目指すきっかけを下さった尊敬する人の一人。 爆発的な行動力と知見の深さには頭が下がるが、少しでも追いつけるよう頑張ろうと思う。 ちょうど来月ゴールデン・トライアングルに訪問するので、さらに調べたい。
世界で活躍する日本人医師。 あとがきにあるように、筆者は日本では 変わり者に見えるが、世界の中ではごく 普通なのかもしれない。 視野を広く持っていろいろなことに興味を持って トライしていこうと思った。
国家救援医とは言い得て妙である。 まさに国家を対象に世界をまたにかけている。 途上国衛生環境の貧しさ、治安の悪さなどのレポートとしても読み応えあり。 元が連載ものであったため一つ一つが短めで若干ドライな感あり。
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国家救援医 私は破綻国家の医師になった
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國井修
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