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Posted by ブクログ 2014年11月10日
ついに死者まで出てしまったオボガタSTAP事件。しかし、コピペとつじつま合わせが当たり前の論文や、共同著者論文とは誰も全体の責任を持たない論文であること、博士号資格がろくなチェックを受けずに与えられていたことなど、日本バイオ研究界の闇を明らかにしてくれたという点では評価されるべきかもしれない。
本...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月26日
あらすじを読むと、いまはやりの「STAP細胞事件」が特別なことと言うよりは、よくあることであると分かる。
大学や研究機関の閉鎖的な仕組みのなかで、それぞれが最少の労力で利益を得るために起きたのかな、と。
象牙の塔はガラス張りにしないといけないんだろうなぁ。
あー。
あと、銀行が不正を防ぐた...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月10日
アカデミアを断念し,医転して現在は病理医をしている著者が,自分の経験と科学への関心・期待に基づいてバイオ分野での研究不正の背景に切り込んでゆく本。
研究環境にまつわる負の側面ばかりが強調されてしまっているので,これを読んで,科学なんてまるでダメじゃないかと感じてしまうかも知れない。教授の権力濫用,ピ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月31日
医者の生態について書かれた部分はまったく同感。基礎研究については、膨大な時間と金のムダが必要だと思ってるんだけど、それを許さない感じは昔っからあるかなあ。あとは学問の世界と企業をもっと活発に行き来する風土をつくると、一つの研究分野で失敗しても、才能ある研究者が行き場を失うことはないような気がしている...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月10日
IPS細胞、STAP細胞と話題に事欠かない生命科学。その裏側で過剰な予算獲得競争や、研究不正なども問題となっています。生命科学研究の現状の一面、それが研究不正を煽ってしまう構造を、かつて同分野の研究者であった著者の経験に基づいて書かれています。
予算獲得・ポスト獲得への過剰な競争が研究不正の動機とな...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月18日
ブラック企業化する大学の研究室。程度は違えど、どこの研究室でも起こっているだろうし、起こって当たり前の環境だ。教授たちや学生たち一人一人が気を付けて、どうにかなることではないので、制度から変えなきゃな。
研究界、特に生物学界、にこれから入っていこうという人は現状を知っておくためにも読んでおくべき本...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月24日
筆者はバイオ系博士課程から、医学部に転向した現在医者である。バイオ系の大学院生、ポスドクを取り巻く就職状況や労働状況を分析した。年収や就職先、就職率など統計的なデータを用いており、客観的な分析を行っているが、ところどころに筆者の呪詛が。。。
完全に距離をおいた分析の書として熟読するより、筆者の呪詛...続きを読む
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