ほんとうの構造主義 言語・権力・主体

ほんとうの構造主義 言語・権力・主体

946円 (税込)

4pt

4.5

レヴィ=ストロース、バルト、ラカン、フーコー。
誤解を一掃し、現代的意義を見出す
二十世紀半ば、それまでの哲学・社会思想の基盤を崩壊させてしまった構造主義。世界を席巻する思想となったが、いわば早すぎた流行であり、その真に革命的な意義は理解されていなかった。自己責任、自己啓発、「絆」への賞賛が氾濫する現代にこそ見直されるべき原典を読み解く、構造主義“再入門”。

[内 容]
はじめに
序 章シベリアのラカン
第一部 主体と作品の解体
第一章 作者はなぜ死んでいるのか
第二章 言語は何を伝えるか
第三章 「構造」とは何か
第四章 「神話が考える」とはどういうことか
第五章 類似から相似へ
第六章 権力はいつ変容したか
第二部 権力と主体の解剖
第七章 代理から代替へ
第八章 古代における「主体化」
第九章 言語の権力を揺さぶる
第十章 悲劇の人格論
第十一章 「ない」という「ある」こと
第三部 今こそ読み返す
第十二章 人を喰う社会と人を吐き出す社会
第十三章 分人論を先取りし、のりこえる
終 章 新世界のレヴィ=ストロース
注 釈
あとがき

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ほんとうの構造主義 言語・権力・主体 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    著者の専門は文化人類学なので、レヴィ=ストロースを中心とした「構造主義」の話しかと思ったら、レヴィ=ストロースは最初の方で少し出てきたら、あとは結構、フーコーの話しが続く。そして、バルト、ラカンの話しを経由して、レヴィ=ストロースに戻ってくる。

    非政治的で、静的にみえるレヴィ=ストロースとは、かな

    0
    2020年04月01日

    Posted by ブクログ

    レヴィ=ストロース、ラカン、バルト、フーコーの4人の思想を読み解きながら、「構造主義」と呼ばれる人文科学の方法論的革命の意義を論じた本です。

    著者は、構造主義からポスト構造主義への発展という図式を退け、レヴィ=ストロースの神話分析の中に、ラカンの『S/Z』やフーコーのマグリット論、あるいはラカンの

    0
    2016年06月29日

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