十六年待って 髪ゆい猫字屋繁盛記

十六年待って 髪ゆい猫字屋繁盛記

616円 (税込)

3pt

3.7

余命幾ばくもないおしんの心残りは、非業の死をとげた妹のひとり娘のこと。おたみはそんなおしんに心を寄せて、なけなしの形見を届ける役を買って出る。人と真摯に向き合う姿に胸熱くなる江戸人情時代小説!

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十六年待って 髪ゆい猫字屋繁盛記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月08日

    痺れます。
    親子の情愛。
    肝臓をやられて瀕死な姉弟子、おしん。
    おたみは放って置けずにひと月あまり、仕事を終えてから毎晩のように看病に出かける。

    おしんの母で腕利きの髪結おぎん。
    そしておぎんが誰よりも愛していたおはな。
    おはなは、偶然吉原の女郎が産み落とした娘と知ると、命をかけて駆け落ちを助ける...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月14日

    竹蔵に昔の好い人が
    今井先生の作品ってエピソードがその巻で
    終わらない・・・後日談だったり次の作品
    で描かれたり・・・日常を見ているみたい

    0

    Posted by ブクログ 2015年06月30日

    シリーズ第三弾だが登場人物を考慮すると?
    照降町の人情話、係わりを持った人々が交互に織りなすしがらみをお互いに
    竹蔵の初恋?と再会、鹿さんの過去等、今後も係わるであろう短編四話

    0

    Posted by ブクログ 2015年12月29日

    髪ゆい猫字屋繁盛記第三弾。
    時代物ミステリーというよりかは、江戸人情もの的な話が多くて良かった。
    登場人物の暮らしの先行きが気になってしょうがないので。

    前作からの猫字屋の雇い人、鹿一の素性がわかってすっきりした。
    でも、今度は喜三次の義父、竹蔵の後妻話の今後が気になる。
    何の伏線も、前触れもなく...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月12日

    髪ゆい猫字屋繁盛記 シリーズ3

    江戸照降町で髪結屋「猫字屋」の主人おたみを中心に、悲しみや苦しみを背負っている人に、心を寄り添わせる人々を描いた、人情時代小説。

    《初花》
    二月の初午に、ここ数年、決まって縁切りの絵馬を買いに来る女のことが気になって仕方がない、絵馬売りの甚太。

    《十六年待って》...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年03月31日

    連続短編4本。

    どういう日常が送られていたのか、と
    いつも色々な事が知れますが、初っ端から
    知らないお祭りが。
    楽しそうなその状態とはまったく反対に
    髪結いの店では、刻一刻と別れの時期が。

    その次の話では、その別れの話の問題発言。
    これは今でも通じる内容です。
    きれいな悲しい思い出にするべきか
    ...続きを読む

    0

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