100年後の人々へ

100年後の人々へ

693円 (税込)

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4.0

「元々は、地質学者になりたかったのです――」。鉱石採集が大好きだった少年は、「核の平和利用」のキャンペーンに呑み込まれ、原子力開発の夢を追うようになった。だが、いち早くその詐術と危険性に気づき、その後、原発をなくすための研究と運動に半生を捧げてきた工学者・小出裕章は、3・11から3年が経過しようとしている今、何を思うのか。そして、過去からの膨大な負債に苦しむであろう100年後の人々に「こんな事故を起こした時代に、お前はどう生きたのか」と問われる場面を想像しながら述べた言葉とは?【目次】はじめに 「いま・ここ」を生きる人々へ/第一章 事故後の三年間を考える/第二章 人間の時間、放射能の時間/第三章 科学は役に立たなくてもいい/第四章 優しさは、沈黙の領域へのまなざしに宿る/おわりに ほかの誰でもない命/参考資料

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100年後の人々へ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年03月06日

    一貫して反原発を訴え続ける気骨の学者、小出裕章氏の熱い信念をささえるものは何か。それは原子力を研究してきた者の責任感であり、贖罪意識である。他の多くの研究者はどう思っているのだろうか…。「いつかは科学が原子力をコントロールできるようになる」という希望にすがって原発を推進してはや70年。その歩みはほと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月04日

    小出さんの原発反対の思いが詰まりまくった本。帯の「生まれ変わったら、生涯を廃炉技術に捧げたい」にやられた。
    読んでみて、こんな本気で生きているひとやとはじめて知った。自分の子どもから「あき」と呼ばせてるとか、かなりの変なひと。
    でもこのひとの、だれかの犠牲のうえにいまの生活が成り立っている、という感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月13日

    「100年後の人々へ」と言うタイトルに興味を持って読んでみた。毎週金曜日定期的に行われている市民ネットワーク「首都圏反原発連合」の呼びかけによる「原発再稼働反対首相官邸前抗議行動」を何故行うのか⁉︎その意味がよくわかる本だった。

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