よみなおし戊辰戦争 ――幕末の東西対立

よみなおし戊辰戦争 ――幕末の東西対立

660円 (税込)

3pt

3.7

一度つくられた歴史観はなかなか変えられない。明治維新によって「近代国家」が形成される際に、薩摩藩・長州藩らの連合軍は、敵対する旧幕府・会津藩らに「朝敵」の呼び名を使い、国民感情を鼓舞する点で大きな効果をあげた。一方、京都守護職として御所の警備に当たっていた会津藩はいわれのない汚名を着せられたことになる。本書は、明治維新後一三〇年以上を経てもなお「朝敵」や「賊軍」という言葉が安易に使われている現実を直視し、維新前後の歴史事実をていねいに掘り起こすと同時に、日本近代史のよみなおしを迫る。

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よみなおし戊辰戦争 ――幕末の東西対立 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    正義の反対は「もうひとつの正義」でしかないのです。自分たちが正しい、相手は悪だ。お互いがそう思うから争いは起こるわけで。絶対的な正義なんて存在しないのに負けた側は悪とみなされ否定されるから、戦いが終わっても恨みが残る。戦争を後に語る上で、正義か悪かを論点に据えては根深い怨恨しか残らず、それは次の世代

    0
    2013年01月14日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    一度つくられた歴史観はなかなか変えられない。
    明治維新によって「近代国家」が形成される際に、薩摩藩・長州藩らの連合軍は、敵対する旧幕府・会津藩らに「朝敵」の呼び名を使い、国民感情を鼓舞する点で大きな効果をあげた。
    一方、京都守護職として御所の警備に当たっていた会津藩はいわれのない汚名を

    0
    2014年10月30日

    Posted by ブクログ

    賊軍とされた会津を中心に、奥羽列藩同盟側から見た戊辰戦争を豊富な文献を引用して解説。特にテレビドラマや映画など、とかく薩長を中心とした側からの視点で描かれることがほとんどなので、本書のような視点での検証は重要と思う。賊軍とか朝敵とされた会津などの方々がどれほど苦労してきたのか、虐げられてきたのか。こ

    0
    2013年09月14日

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