ヨーロッパ思想を読み解く ――何が近代科学を生んだか

ヨーロッパ思想を読み解く ――何が近代科学を生んだか

770円 (税込)

3pt

4.5

なぜヨーロッパにのみ、近代科学を生み出す思想が発達したのだろうか。それは「この世」の向こう側を探る哲学的思考が、ヨーロッパにのみ発展したからなのだ。人間の感覚器官で接することのできる事物の背後(=向こう側)に、西洋人は何を見出してきたのだろうか。バークリ、カント、フッサール、ハイデガー、ニーチェ、デリダらが繰り広げてきた知的格闘をめぐって、生徒との10の問答でその論点を明らかにし、解説を加える。独自の視点と思索による、思想史再構築の試み。

...続きを読む

ヨーロッパ思想を読み解く ――何が近代科学を生んだか のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書における向こう側とこちら側の厳密な語彙の定義と使い方は置いといて、こちら側で生活する者にとって「向こう側感」を持つことは往々にしてあるのだろう。
    その「向こう側感」であるが、伝統的に西洋哲学ではイデア論を源流としてキリスト教にも受け継がれ、見えざる神からあふれ出る真理に迫ろうとしてきたことが本書

    0
    2014年10月08日

    Posted by ブクログ

    著者は筑波大教授。ヨーロッパ思想として、ニーチェやサルトル、デリダ等の哲学を紹介する。キーワードは「向こう側」か。この「向こう側」を探る哲学的思考がヨーロッパ特有とのこと。対話形式で読みやすい。「向こう側」をキーワードとして、アリストテレスやプラトン、ニーチェ、サルトル、デリダらの「向こう側」に対す

    0
    2015年06月06日

ヨーロッパ思想を読み解く ――何が近代科学を生んだか の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

古田博司 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す