とまどい関ヶ原

とまどい関ヶ原

660円 (税込)

3pt

4.0

「あれは内応しておるのではないか」裏切りと内通の噂が飛び交い、大坂方か徳川方か、どちらが勝つか最後までわからなかった関ヶ原合戦。天下分け目のこの戦いは、人生の分かれ目。栄達か、しからずんば死か……。でも実際は、誰もがとまどい、迷っていた。敵中突破しての大坂行き。でも同行者がヘンだ!(「大根を売る武者」)。両軍にいい顔をわが城が東西の境目に(「日本一幸運な城の話」)。手勢わずか六百。なのに勝敗の鍵を握らされた(「草の靡き」)。毛利家の野望と、安国寺恵瓊の野望は相性が悪い?(「百尺竿頭に立つ」)舞台裏で勝敗の帰趨を左右した武将から、脇役を演じた小身の武士まで、野心と謀略が渦巻く関ヶ原合戦に振り回された男たちを温かく(?)描く傑作小説。

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とまどい関ヶ原 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    あまりにも有名な関ヶ原の合戦。歴史の表舞台には登場しない武士たちが、より力のあるもの達の顔色をうかがいながら翻弄されたり、切り抜けたりする姿がとても面白く描かれていました。
    息抜きに読むのにちょうど良かったです。

    0
    2016年08月07日

    Posted by ブクログ

    傍観を許されなかった決戦。
    武将達は悩んだ。
    どちらに付くか。勝ち馬に乗りたい。

    でも解らない。
    だから保険を掛ける。自分を高く売りたい。

    プライドは高い。
    自身の才能信じてる。自惚れてる。
    己の策略が戦局を動かしていると信じてる輩も。

    城に籠る。
    同僚は小大名ばっかり。
    腹の探り合い。
    仲間

    0
    2014年09月05日

    Posted by ブクログ

    タイトルの示すとおり関ヶ原に戦いを舞台にした短編集です。
    岩井さんらしく2話の安国寺恵瓊と7話の徳川秀忠を除いけば、主人公はさほど有名ではない武将たちが中心で、しかも主体的というより周りに翻弄される姿が描かれます。
    逸品とは言いませんが、安定した上手さを感じさせます。

    0
    2016年06月19日

    ネタバレ 購入済み

    関ヶ原の戦いに加わったどっちかっていうとマイナーな武将の話の短編集。「大根役者」なんかビミョーだった「百尺」そこで終わり?というところで終わった「松の丸」武士の面目ってなんだろう?と思った「日本一~」石川光吉の岳父は大谷吉継じゃなくて、真田信繁ですが。なんでそこ間違えるかな?あとまさか「あの3人は怪

    0
    2019年11月20日

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