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イラクを通して見えてきた世界史の巨大な暗渠――英米とアラブの確執、日本はどのようにかかわっていくべきか? 中東問題を深奥からとらえてきた著者の現地取材。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ] 湾岸戦争時の劣化弾の後遺症で苦しむ子供達、国中に満ちあふれるサダム・フセインの肖像画、その一方で、高級品が豊富な巨大市場、ジャンクでパソコンを組み立てるバグダッドの「秋葉原」、市場最高値をつける株式市場、ビジネスマンで混雑するホテル…経済制裁下のイラク庶民は、アラブ的絆のもとに、どこか...続きを読む平穏で安定した生活を送っていた。 イラクを通して見えてきた世界史の巨大な暗渠―民主主義は万能薬か? はたして国家とは何だろうか? アメリカはいったい何をしようというのか。 [ 目次 ] 大使館訪問 バクダッドへの道 表敬訪問 二つの民族主義 シーア派の聖地 庶民生活 プロパガンダと部族政治 バクダッドの秋葉原 アメリカの変節 劣化ウラン弾の町 ホテル・アンチブッシュ イラク人と日本人 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
田中さんの主張に全面賛成ではないけど納得させられることが多く,他の作品と同様にひいきにしています。テレビより書物の方が田中さんにあってるね。
9.11テロより10年をきっかけに本棚から引っ張り出して読んでみた。 2003年、フセイン大統領が大量殺人兵器を隠し持っていることで、米英軍がイラクに侵攻する3ヶ月前、著者はイラクを訪れる。 そんなイラクの雰囲気は平和そのもの。対イラン戦争、湾岸戦争を経た国民はとって戦争は想定内なのだろう。
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