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歴史の表舞台から消滅して60年。日清・日露戦争を通じて「10万の生霊、20億の国帑」によって購われた大地――。なぜ満洲に日本人が大挙して向かうことになったのか。清朝中国、モンゴル、朝鮮、そしてロシア。さまざまな利害と思惑が生み出した満洲帝国とは、いったいなんだったのか? その数奇な運命を詳細にたどる。政治的立場や道徳的価値判断をいっさい排し、あくまでも歴史学的に満洲を位置づけようとした最初の試み。日中韓で事あるごとに巻き起こる歴史認識問題を理解するための必読書である。
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Posted by ブクログ
世界史のとゆうより東アジア史のなかの満洲帝国すね。先住民の時代から日本が負けてしばらくまでの通史。満州でなく満洲の理由とか、中国人は何者なのかとか、昔の日本も含めた国際関係だとか、学ぶところが結構あります。
純粋な歴史書を目指す。 支那、韓国、ロシアの成立あたりから論が始まっていて、肝心の満州帝国成立前に力尽きて放り出した。 あかん。 ほんまに最近頭が腐って来てる。
本書を読み始めた当初、著者が言う「いま現在、存在する国家や個人にとって都合のいいように過去を解釈しなおすのは、岡田英弘にいわせれば、「悪い歴史」である。「よい歴史」というのは、史料のあらゆる情報を、一貫した論理で解釈できる説明のことである。文化の違いや個人の好みを超えて、国家の枠組みや書かれた時代を...続きを読む離れても、なるほどそういうことだったのかと、多数の人が納得できる普遍性をもつことが、「よい歴史」である。」という部分に疑問をもった。 歴史研究の元ネタとなる歴史書とは本来その時代時代の施政者の都合、正当性を図るために編纂されたものでしかない。近世となり国民国家が台頭してきたからといって普遍性をもった歴史が語られることも無いということは、昨今の大陸の両国の姿勢をみるまでもない。 ただ、「満州国」「満州帝国」という国家?が当時現在の中国東北三省のエリアを中心に存在していたのは事実である。 国策や政策を抜きに、とりあえず満州国設立にいたるまでの通史や前後満州国解体からそこになだれ込むソ連、中国共産党やモンゴルがどう動いて、今の東北三省まで落ち着いたのかという通史としては非常に参考になる本である。 まさに、誰も教えてくれなかった日本現代史の一部にいたるまでの歴史を知ることができた。 が、通読して思うのは現在の中国でさえとても国民国家とは思えないのだが、当時の満州地域というものは関東軍が「五族共和」を唱えたごとく、国民国家などという思想もない状況であった中、ロシア・ソ連や清国・中国も国民国家などという現代的な括りではなく、ただ帝国主義の範疇でそれぞれ主権を主張していたに過ぎず。あれこれと文句注文をつけてくる姿勢は、かの国の体質はやはりいまだ国民国家たりえないのだろうなと。
満州帝国とタイトルにあるけれど、本のほとんどの部分が満州国建国以前の東アジア史が書かれているのには驚いた。確かに満州国が生まれる過程を知るのにはいいけれど、それにしても肝心の満州国の分量が足りないのではないだろうか。ただ作者も自負している通り、史実に忠実で、非常に客観的に書かれているのには好感が持て...続きを読むる
[ 内容 ] 歴史の表舞台から消滅して六十年。 日清・日露戦争を通じて「一〇万の生霊、二〇億の国帑」によって購われた大地―。 なぜ満洲に日本人が大挙して向かうことになったのか。 清朝中国、モンゴル、朝鮮、そしてロシア。 さまざまな利害と思惑が生み出した満洲帝国とは、いったいなんだったのか?その数奇な...続きを読む運命を詳細にたどる。 政治的立場や道徳的価値判断をいっさい排し、あくまでも歴史学的に満洲を位置づけようとした最初の試み。 日中韓で事あるごとに巻き起こる歴史認識問題を理解するための必読書である。 [ 目次 ] 第1章 満洲とは何か 第2章 満洲の地理と古代 第3章 東アジアの民族興亡史 第4章 元朝から清朝へ 第5章 ロシアの南進と日露関係 第6章 日本の大陸進出―日清・日露戦争 第7章 日露戦争後の満洲と当時の国際情勢 第8章 満洲帝国の成立 第9章 日本史のなかの満洲 第10章 日本敗戦後の満洲 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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世界史のなかの満洲帝国
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