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性欲絶倫の豪商・西門慶は8人の美女と2人の美童を侍らせ酒池肉林の日々を送っていた。彼の寵をめぐって妻と妾が激しく争う中、両足を切断された第七夫人の屍体が……超絶技巧の伝奇ミステリ!
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Posted by ブクログ
中国の古典をもとに、美姫たちが織りなす凄惨隠避な怪事件を描く伝奇ミステリー。 読み応えのあるボリュームでしたが、一気に読まされてしまいました。 展開は、探偵もののミステリーという形はとっているものの、それだけだけくくれない、まさに奇書を作者がさらにアレンジして一大奇書に仕上がっていると思い...続きを読むます。 形式は連作短編で、どれも淫靡な世界が描かれており、怖いもの見たさから目が離せませんでした。 人間の業の深さを感じずにはいられませんでした。
グロテスクだが読んで良かったと心から思える本。現実性という意味では無理のあるところもあるが、そんなものもねじ伏せてしまうぐらいの迫力がある。 水滸伝や金瓶梅を読んでいるとより感動が大きいので事前に読んでみるのをおすすめ。
恐ろしい一冊。 個人的オールタイムベストランキングに入る。 ミステリとしてこの趣向は考えたことあるけど、それをこれほどの出来で達成する人は他にいるのかしら?
山田風太郎作品が好きで購入。 己の欲望に忠実に行動する潘金蓮には、最初こそ「嫌な女!」と思わされるのですが、一遍読み終わる頃にはどうやら此方も彼女に魅了されるのか「仕方のない人だなぁ」と応伯爵と一緒に苦笑してしまいます。 応伯爵のキャラクターもとても魅力的で、探偵小説好きとしてはとても楽しめる一冊で...続きを読むした。
全部は読んでいないものの山田風太郎作品が好きで手に取った本。忍法シリーズが基準だったので文体が「普通」。でも、読み応えはありました。 金瓶梅といえば中国の古典らしいですが、金蓮が悪女な一方、真っ当。むしろイッちゃってるのは西門慶。 そして応伯爵が悲しい!! ざくざく人は死にますが、忍法ではなく、「...続きを読む嫉妬」というのが話としては好感が持てました。 また、この本を知る大分前には【異説金瓶梅】という舞台を観まして、登場人物が役者さんたちのイメージで読めたのも、この本にのめり込んでしまった理由かと思います。
自分の欲望の為なら殺しも厭わない、欲望に果てが無くて、底無しに愛を欲する女魔王。 にも関わらず男女問わずに、その心を捕らえて離さない、非常に蠱惑的な魅力を持つ潘金蓮に飲まれた~。 飲まれた胃の腑から這い上がれないよ。 その金蓮に囚われの放蕩物な応伯爵が探偵役と言うのも、面白かった。 決して、外に漏...続きを読むらさない代わりに欲を少しだけ満たしてもらう。 だから、彼は欲を満たして欲しくて、また謎を問いてしまう。 凄い蟻地獄。 何回読んでも、その度に囚われてしまうんだろう。 あぁ~面白かった。
アクロバティックなミステリの極致。潘金蓮をめぐる武松、鳳春梅、そして応伯爵の「愛」のかたち。なんど読んでも、読むほどに、うちのめされる。
この趣向で本作以上の作品は出てこないのではないだろうか? 短編それぞれのトリックや動機の凄まじさもさることながら、キャラの魅力が存分に発揮され、後半にかけて特異な物語へ変貌するキーとなっている。味わったことのない深い感情へと誘います。 エログロ盛りだくさんであり本格ミステリ。と一括りには出来ない...続きを読む美しさに気付くのであった。 華文ミステリが身近なこともあるし、ぜひ今のミステリ読者も読むべき。このテーマは現代人にこそ響いてほしい。
初めて読む、忍法帖シリーズ以外の山風作品。 絶世の美女だけど恐ろしいほど嫉妬深く、あの手この手でライバルたちを葬っていく主人公・潘金蓮。 ただの毒婦かと思いきや、主への愛情は誰よりも深いし、度胸も愛嬌もあって、読むほどに魅力的になっていく。 読み終えた頃にはすっかり虜になって、殺されてもいいからこ...続きを読むんな女に会ってみたい!と思ってしまった。 潘金蓮以外の女性もそれぞれが他人には負けないチャームポイントを一つずつ持ってて、色とりどりの愛憎劇が楽しめた。 その上、奇想天外なミステリー小説としても読めて、山風の懐の広さに脱帽。 是非他のミステリー作品も読んでみたい。
金瓶梅を種本にしたミステリー。 いつも殺人犯が同じ、というミステリーは見たことがない。きっと書いたとしても妖異金瓶梅のパクリと思われてしまうからだろうと思う。 金蓮のキャラが立ちすぎて怖い。足がでかいと言い返したいがためだけに2人殺したり、いい肌の臭いのする妾をクソまみれにしたりと、全体では自分...続きを読むが勝っているのに、他人に優れた部分がひとつでもあることが我慢できない、まさに女人大魔王。 一番怖いのは、すべての行動の動機は西門慶への純愛から生まれていること。 金瓶梅の原作は途中で投げたが、水滸伝はまた読みたくなってきた。義でつながる異能の悪党どもという話はこころが踊る。それ忍法帳シリーズだった。 もともと水滸伝のスピンオフが金瓶梅と解説を読んで知った。
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