現代アート経済学

現代アート経済学

792円 (税込)

3pt

3.3

「経済的な都市おこし」を目的としたヴェネツィア・ビエンナーレに代表される大規模国際展、経済動向を色濃く映し出す「アートフェア」やアジアのオークション事情、さらにはギャラリストやキュレーターといった「時代を動かすキー・プレイヤー」の動きから、美学や美術史の観点では語られることのない、「現在進行形・アートの見方」を包括的に示すとともに、日本の文化的プレゼンス向上に向けたヒントを探る。

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現代アート経済学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    マネーゲームに翻弄されるアート、などという図式はできれば目にしたくない、というのが本音ながら、残念ながらグローバル資本主義があまねく支配するこの世界でアートもまたそのシステムを駆動するエンジンの一つである。それを渋々でも認めるのなら本書が怒涛のごとく紹介する絢爛たるアート・マネジメントの世界が今まさ

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    2015年07月01日

    Posted by ブクログ

    広告代理店等に務める会社員でありながら現代アート作品の収集を続け、日本を代表するアートコレクターの一人として知られる著者が、これまであまり語られてこなかった現代アートと経済に関する論考集。先日訪問したロサンゼルスの現代アートのみを収めた私設美術館「The Broad」(ジェフ・クーンズ、草間彌生、ダ

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    2018年02月10日

    Posted by ブクログ

    コレクター歴20年。アートフェアやオークションに代表される経済活動や、大規模国際展を始めとする地域の文化振興策といった様々な事象を通して、アートの存在意義や社会に対する影響力を、経済的、政治的な視点で紐解く。

    美術館で観るだけの一般人に対して、コレクターの見る目はちょっとちがうな、とわかります。

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    2017年11月25日

    Posted by ブクログ

    アートを取り巻く状況がわかり、勉強になった。

    印象的だったのは、ベネッセ福武總一郎氏のメッセージ「経済は文化の僕である」。

    ベネッセアートサイト直島に行ってみたくなった。

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    2015年12月06日

    Posted by ブクログ

    経済的な都市起こしを目的とした、横浜、愛知のビエンナーレへの考察が興味深い。メモ。(1)経済は文化の僕である。(2)文化は外交や財政、教育、安全保障などと同じく国家の重要な礎。また、世界に対する日本のプリゼンス向上に不可欠。

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    2014年12月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ルーブル美術館の入場料だけでも 16ユーロ*年間1000万人=220億円。
    現代美術ではニューヨーク。年間200億ドルを超える経済効果。
    アートによる都市おこしは、イタリア共和国に編入したてのヴェネチアから始まった。これが後にヴェネチアヴィエンナーレになる。
    横浜トリエンナーレは当初は赤字。
    201

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    2014年10月18日

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