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Posted by ブクログ 2012年06月23日
いやー、もう本当に好きだ。
壊れちゃいそうに切なくて悲しいのに
なんて美しくて強い、女たち。
情感に溢れる描写と、理性的な文章の骨子
何より作者の、人物に対する眼差しが優しくて
泣きそうになるほど、みんな愛おしい。
凌霄花のお話がときめきすぎて
萌えましたすみません……。
でもどの話も好きだよー...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月23日
大正、昭和、そして平成。
時代を通して当時の背景と女性の生き方が描かれていました。
ただ単に『話』として読むだけじゃなく読んだ後、今現代を生きる我々の自由さを改めて考えさせられる。
ただの恋愛小説では片付けられない。
しっかり読者の今を考えさせてくれるとてもシリアスで深い内容だと思いました!
その...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月27日
読む度に惹きこまれる宮木さんの小説。
大正から戦後にかけてを強く、逞しく生き抜いた女性を描いたこの短編集は、読み進めていくにつれ連作短編小説だと気付きます。点と点が線になる。
解説は三浦しをんさんが書かれているのですが、これがまた素晴らしく小説の魅力を伝えていて、ページを閉じるその瞬間まで、むしろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月16日
戦前~戦後の婦人解放も儘ならなかった時代を生きた5人のヒロイン達を4つの花の名に題した連作短編。
花宵道中に引けを取らないぐらい官能的…。
情婦、妾、女中、令嬢、立場も環境も異なる女性達の儚くも情熱的な純愛物語が最後1つに繋がった時は鳥肌が立ちました。
それでもやっぱり戦争物は泣いてしまう。
女だっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月11日
小説だな、と思う部分もあるけど小説だから良いのだ。そんな謎結論。
男と時代に翻弄される女性達のお話。
どの女も強い。泣いてるけど、みんな強い。
思い返してみると誰も生きることを諦めていないのがすごい。
そんなにも愛した男はいい男だったのだろうか。
文にすると
どの愛も短い。
当たり前のことだけど読...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月22日
激動の時代に生きた、5人の女性の物語。
境遇がまったく違うのに、何らかの関わり合いをもって全員が繋がっていく。
最後の章は蛇足に感じた。
和江お嬢様は老いてもなお気高く、潔癖なお嬢様気質のままでいてほしかった。
「雨の塔」に関係する人物が出てくるので、できれば先にこちらを読んだ方がいいかもしれな...続きを読む
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