保守思想のための39章

保守思想のための39章

715円 (税込)

3pt

3.7

バブル崩壊と冷戦の終焉から十年すぎた。しかし今なお、経済の立て直しから有事への対処などに至るまで、依然として議論だけが続いている。しかも、その空疎な対立と不毛な論争の蔭で、学級崩壊、官民を問わない不正行為の続出、各種犯罪の増加など、日常の社会そのものは緩慢な自死の過程をたどりつつある。そして、資本主義の挫折と帝国主義の再来、それが世界の大状況となっている。この危機に、私たちはどう臨めばよいのだろうか。単なる郷愁やかたくなな復古ではなく、美徳と良識にもとづいて公共空間を再建するため保守思想の真髄をさぐる。

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保守思想のための39章 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    著者の考える保守主義について、原理的な考察をおこなった本です。

    著者によれば、保守主義はただ伝統を形式的に墨守するだけの立場とは異なります。保守主義とは、伝統や慣習のうちに、現在の生の活動にとって重要な平衡の基準を見いだそうとする立場でなければなりません。

    人間は、現在の状況の中で自由に決断する

    0
    2014年03月01日

    Posted by ブクログ

     古いものを好む、という性格が私にはあったりする。
     そういうのもあってなのだろう、こういう本に惹かれたりするのは。
     そしてその性格は今でもあまり変わりようは無い。
     そこで思う事を述べれば、
     表層にあるものに囚われる事無く、
     深層にこだわろうとし、それを見出す事、
     その作業に従事する事、さ

    0
    2010年02月14日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    バブル崩壊と冷戦の終焉から十年すぎた。
    しかし今なお、経済の立て直しから有事への対処などに至るまで、依然として議論だけが続いている。
    しかも、その空疎な対立と不毛な論争の蔭で、学級崩壊、官民を問わない不正行為の続出、各種犯罪の増加など、日常の社会そのものは緩慢な自死の過程をたどりつつあ

    0
    2014年10月30日

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