ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
川止めで足止めを食っている若侍、伊東七十郎。藩で一番の臆病者と言われる彼が命じられたのは家老の暗殺。向こうも既に対岸まで来ているはずだ。川明けを待つ間、思いもかけぬ市井の人々と触れ合い、気弱な七十郎の心は千々に乱れる――。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
島内景二さんの「解説」にあったように、確かに読後感は、タイトルそのままに明るい本でした。 まさに、川あかりに照らされたような明るさです。
武士としての矜持、人のとしての生き方を描く葉室作品は、読むことに飽きない。 世の中でひっそりとそして慎ましく生きていくのも悪いものでは無いと考えさせる。
泣ける。 日本人の情にこれでもかって訴える、涙なしでは読めないお話。 細かく計算された背景とストーリーが素晴らしい。 ラストも良い感じに終わって、読後感が爽やか。 是非読んでくださいまし。
藩で一番の臆病者と称されている軽格な身分の伊東七十郎が刺客を命ぜられる。 川止めが解除されるまで、木賃宿で悲しい宿命を追っている一癖も二癖もある連中と相部屋となり、共同生活を送る。武士としてふれあうはずのない人達の悲しい宿命を知り、いつしか七十郎は、大切な友として、この者達を守りたいと決意し、刺客と...続きを読むして対峙することになる。 感動する一冊。誰かの為に思えると、人は強くなれるんですね。
情けなく臆病な主人公に最初は頼りなさしか感じなかったけれど、それでも最後の部分は踏ん張れる強さがある。 普段とここぞと言う時のギャップから、格好いい!と思っちゃった。 力を貸してくれる人たちもまた理不尽な人生を押し付けられた苦労人なので、これから幸せになって欲しい。
理不尽な世の中で辛い目に合わされながら、どうすることもできない「弱者」たちが、それでも手を取り合って踏ん張り、ぎりぎりのところで一矢報いる。「スイミー」のような力強い陽の物語ではないが、じんわりと、それでも生きていこうか、くらいの気にはなっていく。希望のほのかさの加減が、ちょうど良い。
藩内で最も弱く臆病な伊東七十郎が刺客を命じられた。雨で川止めとなり、木賃宿での滞在を余儀なくさせられる。そこで盗賊一味と関わりあっていくのだが、果たして使命を果たせるのか?どんな結末になるのか?あっという間に読破。読後感良好。
自他共に認める藩で一番の臆病者の伊東七十郎が、いわくありげな刺客を命じられる。 逗留先の木賃宿では怪しげな連中に弄ばれるものの、そのあまりに真っ直ぐな心根のお陰で徐々に信頼関係を結んでいき、、、。 時代物といっても有名な藩や武将に纏わる話ではなく、また下町を舞台にした人情物でもなく、成長と友情と淡い...続きを読む恋心を伴う清々しい青春物語でした。
内容(「BOOK」データベースより) 川止めで途方に暮れている若侍、伊東七十郎。藩で一番の臆病者と言われる彼が命じられたのは、派閥争いの渦中にある家老の暗殺。家老が江戸から国に入る前を討つ。相手はすでに対岸まで来ているはずだ。木賃宿に逗留し川明けを待つ間、相部屋となったのは一癖も二癖もある連中ばかり...続きを読むで油断がならない。さらには降って湧いたような災難までつづき、気弱な七十郎の心は千々に乱れる。そして、その時がやってきた―。武士として生きることの覚悟と矜持が胸を打つ、涙と笑いの傑作時代小説。 令和2年3月14日~16日
面白かった! 正直、マンガライクなエンターテイメントストーリ(笑) 本作の主人公は、藩で一番の臆病者と言われる伊東七十郎。剣術も苦手な人物。 その七十郎は、派閥争いの渦中にある家老の暗殺を命じられます。 家老が江戸から帰るところを討つわけですが、長雨で川止めに。そこで、木賃宿で川明け待つことに.....続きを読む しかし、その相部屋では、一癖も二癖もある連中ばかり。とりわけ、あやしい5人組。浪人だったり、お坊様だったり、猿回しをしているものだったり、妖艶な姉さんだったり、ヤクザ者だったり.. この5人と七十郎の関係が深まっていくところが素晴らしい 七十郎の臆病さ、だめさ加減が川止めの間に起こるさまざまな出来事で印象付けられます。 一方で、七十郎の武士としての矜持も描かれます。 そして、いよいよ川明けとなり、七十郎は家老を斬ることが出来るのか? といった展開です。 本物の勇気 大切なひとを守ろうとする気持ち それが最後、ヒシヒシと伝わってくる物語です 文左衛門の台詞にあついものが込み上げます。 「大切にせねばならぬ者のことを何と呼ぶか存じておるか」 「わかりませぬ。教えてください」 「友だ」 しびれる.... とってもお勧め
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
川あかり
新刊情報をお知らせします。
葉室麟
フォロー機能について
「双葉文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
決戦!忠臣蔵
決戦!大坂城 淀殿編 鳳凰記
あおなり道場始末
秋月記
天翔ける
雨と詩人と落花と
いのちなりけり
おもかげ橋
「葉室麟」のこれもおすすめ一覧へ
▲川あかり ページトップヘ