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「人は近くにいる人を好きになる」「人は漏れ聞いたことに感化される」「集団で話し合うと意見が極端になる」――多数の事例をもとに心理学的見地から明らかにする“影響力”の実態。
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Posted by ブクログ
私達はこの日常の空間の中で様々な人、物から”影響”を受けて生活をしています。その”影響力”というのは 一体どのような種類があり、また逆に知らずにどのような影響を与えているのかを主に”心理学のアプローチ”で検証・言及しています。過去の学者の研究事例を随所にはさみ、それもふまえて検討しているので説得力が...続きを読むあるなと感じましたし、それぞれの例えには分かりやすい(これまで私達が体感したようなもの)ものが使われていて非常に分かりやすかったです。
どの章も「人は~に弱い」となっていて、思わず引き込まれます。 「弱い」は「影響力を受ける」とほぼ同義ですが、心理学のかなりの分野は人間の「弱い」ところを探究している気がします。 強い人間にいきなりなれなくとも、弱さの自覚なら少しくらいできそうです。逆にいえば、弱さの自覚があってはじめて、強がりを脱し...続きを読むて本当の強さに一歩近づくのではないでしょうか。 この本は人間の心を狭い枠組みにとらわれずに、弱さという一般的な言葉から出発して、実生活との接点も意識しながら見つめている印象を受けます。 最新の文献も多く紹介されており、「心理学入門」と銘打った書物以上に入門書(それでいてレベルも低くない)の価値を秘めた労作だと思います。
入門的な書といえる本で、心理学の基本的な事はおさえており分かりやすく、すらすら読むことができる一度読んでみて、気になる項目があれば更に別の本を探して詳しく読んでみるといいと思う。
社会心理学の入門書のような本。様々な影響力が人の行動に関わっている。身近な事例を豊富に入れての説明は、チャルディーニの「影響力の武器」を思い出させてくれた。
人が受ける影響にはどんなものがあるのかーーーを、まとめた社会心理学の本。研究者たちのさまざまな実験の結果が紹介されていて興味深い内容だった。実験の環境まで細かく説明されているが、論文でないのでこれはいらないと思う。かえって仮定と結果から見えてくるものがボヤけてしまう気がした。
[ 内容 ] 人は近くにいる人を好きになる、人は漏れ聞いたことに感化される、みんなで話し合うと意見が極端になる。 人間関係の要諦は影響力にあり。 心理学からのアプローチ。 [ 目次 ] 第1章 人はアメとムチに弱い―賞影響力と罰影響力 第2章 人は権威に弱い―専門影響力と正当影響力 第3章 人は好...続きを読むきな人に弱い―参照・魅力影響力、情報影響力 第4章 人は人の行動に弱い 第5章 人は集団内の空気に弱い 第6章 人は無意識レベルでつつかれると弱い [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
心理学に詳しい人なら、読まなくても内容の把握が出来てしまうかもしれない。 区切りの短歌みたいなものは好きじゃないけれど、読んだら深読みしなくてもいいかもしれない。 仕事上で人と話をするときに頭に入れておくと、集団心理や効率性がはかれそう。 心理的リアクタンスを上手く利用したり誘導できればと思った。...続きを読む 1番印象的なのは、ウェブ広告コンサルの人の話。8つのテクニックはいつも頭に入れて喋りたい。
近接性、返報性云々。心理学が好きな人なら読まなくていいかな。また、タイトルをみて、「僕、影響力のある人間になりたい!」って人も読まなくていいかな。といいつつも気にいったとこは、第6章。コントール出来ない状態におちいったときの「心理的リアクタンス」という言葉はしれたこと、ウェブでのテクニックの紹介があ...続きを読むったこと。
社会心理学に基づいて、人の人に対する影響力を分類し,解説している。 大学の先生が書かれた真面目な本で、参考文献も膨大にある。 新書としては,とても役立つものだと思いました。 本書では,影響力について6章で取り上げている。 1 人はアメとムチに弱い - 賞影響力と罰影響力 2 人は権威に弱い - 専...続きを読む門影響力と正当影響力 3 人は好きな人に弱い - 参照・魅力影響力,情報影響力 4 人は人の行動に弱い 5 人は集団の空気に弱い 6 人は無意識レベルでつつかれると弱い p255で 「(e) コミットメント(関わり) コミットメントとは聞き慣れない言葉ですが,あることに「関わり」をもつことです。」 と分かり易く説明しています。 p241で「コントロール感を高めるもの」という記述のところで, ペットが犬1310万匹、猫1373万匹という数字を示しているが, その後、犬の場合だけを説明している。 猫は自由な振舞をして,ゆるいコントロール感のはずなのだが, そこを説明していないのは残念だった。 ps. コミットメントというカタカナ語は,日本ではこの10年ほどの流行言葉で、日産自動車では「必達目標」という訳語を使われていました。 「日経ものづくり雑誌ブログ 日産ゴーン社長がコミットメント経営をやめた背景 2008/04/09 19:14 近岡 裕」 にもあるように,一面的な取り上げ方では駄目なのが分かる。
読んでいる途中ですが… とても深い言葉があったから、メモ。 p154 …もし相手が実際にはもっていない影響力を私が相手に与えてしまっているならば、私は自分自身がつくりだした影響力の幻影に直面することになります。 byスペンス うん、深い、とても深い。読み終わったらまたレビュー編集します。 --...続きを読む----------------------------------------------------------------- いろいろな視点から書かれた面白い本でした。 印象に残ったのは 1好きなことで稼ぐのは本当に楽しいか 2返報性 3説得メッセージの構成と心的リアクタンス 4受け手が与えた与えての影響力(上述) 5社会的促進 6集団極性化現象(~集団的浅慮) 7コントロール感の重要 7は常に感じていたことと共通した。主体的にあること。 こういう本のレビューはまだ難しいな。身の周りの人のことを実際にあてはめて考えたり、自分を振り返ったりしてしまいます。 またその時々は納得しても、すぐに忘れてしまったり。(もともとが忘れっぽい) 本の内容ではないんですが、 作者の人間性がわりと好きかなと思いました。 (あの格言チックなひとことでまとめるのは苦手で読みとばすので、逆に印象に残らないんですけどね。) 例えばp237の「コントロール感…重要性を指摘しているのは、私が初めてではありません。」という文。 この1文はなくても普通に通じる。それをあえて書くことに自分を低く?というか、そんな感じにしてしまう人間性とでも言いましょうか。 もうひとつ・・・p242学習性無気力 ペットを意のままに操るのが飼い主のコントロール感を増長する反面ペットの無気力は増長する可能性があると言う内容で、 思わず自分が買っているペットの話をするところ。 やっぱ心理学勉強している人って常に客観的にモノを観ようとしているというか繊細?きめ細やかな感性の人が多いのかなといったことを思いました。 少なくともこの作者はそんな一面をちらつかせるタイプの人かなと 生意気に勝手に憶測?想像してしまいました。
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影響力~その効果と威力~
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今井芳昭
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