宗教は人を救えるのか

宗教は人を救えるのか

838円 (税込)

4pt

4.0

解決できない苦しみや悲しみを、どう受けとめて生き抜いていくのか。これは人間に課せられたとても大きな課題です。なかでも「老い」「病(やまい)」「死」に関わる苦悩は、誰であっても、どんな時代であっても、いかんともしがたい面があります。この問題に向き合うために、仏教だけでなく、キリスト教、イスラム教、儒教など、人類の知恵の結晶でもある宗教体系から学び、どうすればより心の安寧につながるのかを会得していくのが本書の狙いです。また、悲嘆と向き合うための手がかりに宗教儀礼がなるのか、巻末で展開される社会学者・多村至恩氏との特別対談も必読!

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宗教は人を救えるのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    宗教において如何に「解決できない苦しみや悲しみを引き受けるか。」、「どうやってあきらめるか」。老病死や別れにかかわる苦悩をどうやって引き受けるか。
    というテーマで、「ロゴス」「パトス」「エトス」「トポス」
    の切り口で論じている内容。
    著者の著作を最近よく読みますが。この本はその中でも、日本の仏教の考

    0
    2014年06月03日

    Posted by ブクログ

    宗教というものが現代社会にどのような影響を与えてるかを分析した一冊。

    浄土真宗の僧侶ながら、他の宗教にも詳しく、非常に勉強になった。

    0
    2018年12月16日

    Posted by ブクログ

    宗教が「苦悩」をどうとらえるか。宗教のおける葬儀は死者儀礼と社会儀礼の二面を持ち、古からの「葬儀の型」が死者を弔い、生者の悲しみも癒すことができる。これらを釈徹宗氏は分かり易く説く。▼納得したところは、お布施のように日頃から自分の持ち物から手を離してゆくことが、大切なものを失う日のための日々のトレー

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    2017年05月02日

    Posted by ブクログ

    「老・病・死」に関わる苦悩に向き合うために、仏教を中心に様々な宗教体系から学ぼうとする試みで、丁寧でしっかりとした解説は、大いに納得、引き込まれるものがある。

    0
    2014年07月30日

    Posted by ブクログ

    宗教というと取っつきにくい印象ありますが本書はなかなかに親しみやすいと感じます。
    著者は仏教のお坊さんですが、他のいくつかの宗教とフラットに対比しています。視線の確かさが感じられ信頼できます。

    さて、生きていく上での困難であります、老、病、死に対して宗教は救いとなるか?がテーマであります。
    そして

    0
    2014年06月24日

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