魂の岸辺

魂の岸辺

440円 (税込)

2pt

4.0

東京は下町、向島の料亭に生まれた川田周一。十四歳。母はすでになく、父も別居していた。義兄が家を出て、二人の異母姉と周一だけになった。刑事や物騒な連中が来るようになり、店を嵐の気配が包む。そんな中、周一は煙草や酒を覚え、喧嘩を女を知っていく。しっかり眼を開けていろ、との板前・久我の言葉を胸に、男という向こう岸へ、泳ぎ渡りはじめた少年の成長を描いたハードボイルド青春小説。

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魂の岸辺 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年09月26日

    北方謙三の少年モノである。どうして女が描く少年は小学5年から中学2年までの大人一歩手前になって、男の描く少年は大人になるまでを描くのだろうか。

    眠れなかった。躰の芯の方に痛みがある。佐野とやり合った時より、ずっとひどいようだ。一発一発のパンチがずしりと肚にこたえた。
    やるだけはやった。久我とやりあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月06日

    少年が精神的に男になる話。身体だけ大人の「子供」が多すぎる現代において、ハードボイルドは貴重な人種。けれども、酒・煙草・女・喧嘩が様になる14歳は若すぎてピンと来ない。

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