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「陰陽師」安倍晴明にはいくつもの顔がある。「宮廷に仕える高級官僚」「超能力者」「中性的な魅力を持つ美青年」…。だがそのいずれも真の晴明像を正確に伝えてはいない。天皇の運命まで左右した数々のエピソードを持つ「高級官僚」としての晴明像と、「狐から生まれた子」という超人伝説は、どのように結びついていくのか。晴明を祖とあおぐ二つの系統の陰陽師たちがつくりあげた虚像の形成過程を丹念に読み解いていくと、新しい「もうひとつの晴明伝説」が浮かび上がってくる。
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Posted by ブクログ 2015年12月02日
著者は「あとがき」で、本書のめざすところを次のように述べています。「本書は、オカルト志向、超人待望のいずれとも無縁である。安倍晴明の真実の姿をあきらかにすることによって、その虚像性をはぎとることに精力がそそがれている。しかし、本書はたんなる破壊の書ではない。虚像として結晶した安倍晴明伝説の形成過程を...続きを読む丹念に糾明することによって、伝説に託された多くの人々の願望と悲しみに陽の光をあてている。それは、もう一つのあたらしい清明像の創出である。」 まずは、陰陽道や式神についての研究を通して、当時の政治的現実の中を生きた安倍晴明の姿を明らかにしています。その上で著者は、中世以降の民間陰陽師たちによるさまざまな「安倍晴明伝説」を追いかけ、それらの伝説に込められた被差別民の精神史を描き出しています。 安倍晴明や陰陽師の実像に迫ることよりも、著者自身の歴史学的な問題意識に沿って安倍晴明を取り上げた本という印象です。
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