南海の翼 長宗我部元親正伝

南海の翼 長宗我部元親正伝

715円 (税込)

3pt

4.3

戦国時代。土佐の名門、長宗我部家の若き当主・元親は、領民が安らかに暮らせる戦のない国を目指して四国統一に乗り出す。巧みな戦略で着実に領土を広げてゆくが、戦で多くの部下を失い、肉親をも殺めたことで、元親は自身の器量と夢との間で苦しみ始める。さらに、天下を目指す信長、秀吉の脅威が迫り――。四国の覇者、長宗我部一族の栄光と挫折を真正面から描く、圧巻の歴史小説。

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南海の翼 長宗我部元親正伝 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年06月16日

    長宗我部元親の話。とても良かった!元親と共に夢を見、野望を見、そして、共に苦しんだ時間だった。
    天野さんの中で、一、二を争う、良い作品。

    どんなことがあろうと、子どもに先立たれるのは、耐えられそうにない……

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月13日

    後輩との語らいの中で「長宗我部を書いてみたいけど『夏草の賦』を超えるのは大変だろうな」という話題が出たことがあります。超えてきた作品がここにあった、というのが一読しての感想でした。

    0

    Posted by ブクログ 2015年12月20日

    土佐の中の争いで立ちはだかる、豪傑の安芸国虎、四国統一の戦いで立ちはだかる、智勇兼ね備えた十河存保との戦いというような中盤までの面白さ…息子の信親の討死を巡るサスペンス…心の平衡を崩した元親の下で発生する暗闘…「最後に目指した大望」に手を掛けることが適わずに世を去る様…何か引き込まれる物語だ…

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    0

    Posted by ブクログ 2023年10月27日

    「土佐の出来人」と呼ばれた長宗我部元親について、ただ、家族のためをと思いながら時代の荒波に翻弄される姿が描かれており、非凡な才覚がありながらも、些細な歪みでうまくことが運ばなくなってしまう姿が非常に引き込まれた。

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月05日

    長宗我部元親が嫡男信親を亡くしてからの晩節の変遷など、単なる歴史小説ではなく、人生ドラマとして読み応え充分なものに仕上がっている。
    本能寺の変での秀吉の関わり方など、真実味があり大変に面白い。
    久しぶりに読み応えある歴史小説に出会えた気分。

    0

    Posted by ブクログ 2013年12月02日

    父と子の物語。切なすぎる晩年。長宗我部元親は、長男信親を失ってからの壊れ方が武田信玄や伊達政宗などと一線を画す人間的弱さが特徴。その辺りの描き方がいい。

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月18日

    読んだ後かなしくなるお話。
    おとうさんコケたら家コケたって言う。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    『器』ってなんだろなぁ。
    その大きさは最初っから決められたものなのか
    作られていくものなのか。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    この本、
    おとこのひとは壊してばかりで
    おんなのひとに甘えてばかり。
    もちょっとしゃんとで...続きを読む

    0

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