初音ミクはなぜ世界を変えたのか?

初音ミクはなぜ世界を変えたのか?

1,408円 (税込)

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2007年、初音ミクの誕生で3度目の「サマー・オブ・ラブ」が始まった。気鋭の音楽ジャーナリストが綿密な取材を元にその全貌を描ききる、渾身の一作!キャラクター文化やオタク文化、ネット文化、新たなビジネスモデルの象徴……。様々な側面から語られてきた“初音ミク”の存在を初めて音楽の歴史に位置づけ、21世紀の新しい音楽のあり方を指し示す画期的な論考である。

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初音ミクはなぜ世界を変えたのか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「初音ミク」が出始めの頃にパソコンの前で興奮した当時のことを、それから共に音楽や楽器を楽しんだ時間を、その時代背景や制作者側の意図と重ねながら読み進められました。

    分量はだいぶ多かったですが、驚きと納得、共感など様々な感情を抱きながら読めたので、飽きることはなかったです。

    すごくまとまりがあって

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    2019年11月15日

    Posted by ブクログ

    Webの記事でも読めますがじっくり見たかったので紙媒体で購入しました。

    こういったジャンルは結果論でしかないですが、共通性やより深いジャンルを探す際に重宝すると思います。

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    2016年10月21日

    Posted by ブクログ

    ボカロの文化が「なんとなくニガテ」な人は読むべき。捉え方が変わります。元ロキノン編集者の著者が、まさにそういった層の偏見を想定しているかのようにあのいわゆる熱のある文体で、洋邦楽の音楽史の系譜としてボカロ文化を捉え、語らっています。どの音楽ジャンル嗜好者も、かならず知ってる固有名詞や単語が出てくると

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    2015年03月20日

    Posted by ブクログ

    従来よくあるキャラクター論、アイドル論ではなく音楽史からボカロを論じたもの。今までの音楽史とボカロ史を対比しながら、ボカロが流行ったワケ、そしてブームは落ち着きこれからのボカロの行く末を近年の事例と共に論じている。「ブーム」としてのボカロが終わった今、改めてボカロを振り返ってみるのをおすすめする。

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    2015年02月22日

    Posted by ブクログ

    初音ミク現象を第三の「サマー・オブ・ラブ(音楽を中心に文化・政治的な主張を伴った社会現象)」に見立て、様々な「目立つ」当事者及び関係者との対話と著者のポジティブな想いを熱っぽくドキュメンタリーに仕立てたエッセイ。
    私も聞く側+aとして真っ只中にいた。内部のドロっっっっっドロ抗争にはなるべく蓋をし(カ

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    2014年07月17日

    Posted by ブクログ

     序章「僕らはサード・サマー・オブ・ラブの時代を生きていた」一章「初音ミクが生まれるまで」二章「ヒッピーたちの見果ての夢」の流れだけでも初音ミクが生まれた背景から技術の進化とヒッピーカルチャーとコンピューターを繋いだ男、そしてアメリカ西海岸というインターネット文化の始まりから今へとわかりやすく書かれ

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    2014年04月08日

    Posted by ブクログ

    ボーカロイド『初音ミク』が音楽業界、また世界に与えた影響に関して書かれた本。

    初音ミクを題材にしたただのイロモノ本としてではなく、丁寧に取材を重ねた新世代の音楽を見つめた本。音楽業界を変えた大きな流れ『サマー・オブ・ラブ』の第三の波として電子音楽の歌姫『初音ミク』を位置づける。2000年代から本格

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    2016年09月24日

    Posted by ブクログ

    筆者が音楽ライターなのであまり高尚な期待をしてはいけないが、総じてミクへの偏見を取り払ってくれた良書(「ニコ動を占拠する鬱陶しいアレ」→「既存の音楽潮流を受け継いだ近年日本にまれに見るシリコンバレー的開発現象」)。道産子必読。

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    2016年08月08日

    Posted by ブクログ

    初音ミクを、萌えコンテンツとしてではなく、もっと純粋に、60年代からの音楽シーンの流れに位置づける試みとして論が展開されてます。
    音楽詳しくないのでいちいち知らないことばかりですが……
    ツール自体の価値よりも、ネット上で人々(の創作)に相互作用をもたらすハブとしての価値に注目しているのが面白く、なる

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    2014年08月02日

    Posted by ブクログ

     ネギを振る少女がフランスでオペラをするようになったという壮大な出世物語……なんですが、確かに、初音ミクって最初はオタク向けのネタキャラかと思っていた。けれども、初音ミクはみんなの創りたいという気持ちにマッチしたツールであり、それを生かすニコニコ動画やYoutubeなどの土壌があって花開いたのだなぁ

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    2014年06月30日

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