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「憲法は国民が守るもの」と教えられることが多い日本の憲法教育。しかし、立憲主義の本質からいえば、憲法は国家権力の暴走を縛るためのものである。このような憲法の基礎知識を踏まえつつ、憲法学者・水島朝穂が、そもそも憲法とは何か、また、“ここだけは変えてはならない一線”とは何かを考察。さらに、自民党の提案した「日本国憲法改正草案」や、読売新聞の憲法に関する意識調査などにも言及しながら、改憲議論の何が問題かを指摘する。憲法について深く知るための、必読の書!【目次】プロローグ――憲法改正を語るまえに/早稲田大学法学部「水島ゼミ」について/第一章 憲法とは何か/第二章 自衛隊と国防軍、違うのは名称だけではない?/第三章 統治について――二院制は必要か?/第四章 人権を制限する憲法改正とは?/第五章 憲法条文の読み解き方/エピローグ――憲法改正の「作法」/あとがき
...続きを読むPosted by ブクログ 2014年06月21日
第2次安部政権の下、執念のごとく押し進められる憲法改正議論は,連合与党の公明党にさえも決断を強いる、あまりに性急な議論としか思えない。
本書は早稲田大学法学部水島研究室において学ぶ学生達と水島教授のゼミナールを元に、解説・論考を加え、憲法の意味を今一度問い直すもの。取り扱うのは固い内容だが、学生達...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月17日
本来、憲法とは何のためにあるのか?それを再認識させられた。憲法解釈の変更についても、憲法に規制される側がそれを安易に行うことに対しては疑問を感じる。
憲法が国民を守るものである以上、憲法あるいはその解釈であっても議論は『国民』が主体でなければいけない。内閣や国会で議論を尽くせばと言うことではな...続きを読む
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