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Posted by ブクログ 2023年06月22日
今作を精読するだけでも、ルネサンス、宗教改革期の荒れ狂う時代を、一個人がどう思い、何を理想に掲げ生き抜いたのかという細やかな内実に踏み込むことができる。
モアの思想の底流には、カトリックの教えとそこから溢れ出るヒューマニズムが顕在してる。
ユートピア文学というジャンルにおける古典中の名古典。実際の体...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月30日
トマス・モアといえば映画「わが命つきるとも」を思い出すのですが、ヘンリー8世の離婚に宗教的な信念から最後まで反対し、最後は斬首されてしまいます。そんなモアが1516年(つまり今からおよそ500年前)、38歳の時に執筆したのが本書になります。ユートピアは「どこにも無い」という意味のモアの造語です。
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Posted by ブクログ 2021年05月18日
南米のどこぞにある「何もない処」ユートピア
そこの土人は、既製品で皮製の服を與へられるとか、書かれた当初の英国人的に屠畜は調理の醍醐味だと思ふんだけど、ユートピア人は牛を屠る奴隷(はユートピア人一人につき2人宛がはれる)がゐるとか、えーと。
その半月上の島から500マイルの彼方にすさんだところが...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月22日
「ユートピア」という言葉は、「空想上の」あるいは「理想的な」という意味で使うことが多いだろう。トマス・モアの造語であるユートピアはギリシア語で「どこにも無い」を意味する。表題の『ユートピア』はどこにも無い国なのである。
『ユートピア』はユートピア国に滞在したラファエル・ヒロスデイが語った見聞をモア...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月20日
ガリバー旅行記と同時期に購入。
世界史でおなじみトマス・モアのユートピア。
ぶっちゃけ面白くはない。
ただ、ヨーロッパ成長過渡期の人々が、良い国家を作ろう、文明を作ろうと奮闘したことを思うとロマンを感じる。
最後のラファエルおしゃべり氏の「もう黙ろうと思う」に、複雑な気持ちになる。
おもしろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月09日
初めてこの本を読んだのは高2か3の時でしたが、その時は知識が全然なくて大した感想を持たなかった記憶があります。
しかし私も自分なりに今の国内政治(特に先進国)や世界秩序に問題意識を持って読むと全く違う印象を受けました。
ユートピアでは、お金や金に対する欲望を根絶している。(奴隷に金の装飾品をさせ...続きを読む
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