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Posted by ブクログ 2018年08月29日
宇野さん・濱野さんがこれまで主張してきたことの再録+α版。1章は原発の議論+『リトルピープルの時代』を基にした宇野さんパート。2章は濱野さんによる情報社会論の捉え直し。個人的にはここが胸熱。濱野さんがなんで『アーキテクチャの生態系』で日本社会論にこだわったのか。それは日本的な(ひろゆき的な)ネット空...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月03日
東日本大震災によって既存の枠組みに対する絶望感が生まれる中、日本人はどこに「希望」を見出したらいいのか?
戦後日本の社会構造、日本におけるインターネットの発達史などを紐解きながら、2010年代の「希望」へとつながる萌芽を探っていく本。
実世界とコンピュータがより密接につながりリアル空間を広げてくれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月05日
対談は良い。その人がいま考えていることの「原石」が直接提示される。本書のそれは、非常に目映い。本書が語るのはお定まりの「希望」そのものではなく、個々人が自分の間尺にあった「希望」を探すための基本戦略であり、そのために「現代という時代をどのように位置づけるか」という問いが、くり返し問い直されている。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月29日
理想の時代→虚構の時代ときて、拡張現実の時代にさしかかってる今、新たなサービスや文化がどんどん生まれてきて、そんな中でどのように生活していくのか興味深いと思った。
<いま、ここ>の現実を多重化する、ゲーム化、聖地巡礼など遊びや文化にはハッキリ見られるようになってきたが、その他に社会にどのような変化...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月04日
現実はクソゲーすぎるんだ(p.194)
どうせ日本人がなかなか集団主義的な心の習慣から脱却できないのなら、むしろそれを前提にして制度設計をしていくしかないんじゃないの(p.179)
あと、イジメは固定的集団で起きる。コミュニティを流動的にして、それに対するマナーのリテラシーを学ばせるべき。って3つが...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月17日
まず宇野常寛も嫌がっていたとおり、
タイトルは失敗だったと思う。
悪い部分をあげつらうよりも、
良い部分を数えた方が建設的であるのは当然だろう。
しかし、
それを「希望」というワードに閉じ込めた瞬間に、
意味合いがずれてきてしまうように思う。
これでは凡百の「希望」話と同じ読まれ方をさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月14日
90年代半ばの思想シーンを駆け足で振り返りながら、震災以後の日本のありかたを批評・思想の面から検討。
ソーシャルネットワークの可能性や、日本型のコンテンツ生産・消費、あるいはコミュニティーのあり方など、東浩紀が「思想地図」でこれまで検討してきた内容を踏まえた議論が行われる。
少ないページ数で幅広い...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月22日
宇野常寛と濱野知史の対談本です。
ハーバーマス的な「公共性」がこの国に欠如していることを嘆くのではなく、現代日本のネット空間に広がっている「繋がりの社会性」を認めた上で、そこからどのような制度設計が可能なのかを検討することこそが「希望」につながるというメッセージが発信されています。
情報社会論を...続きを読む
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