やむにやまれず

やむにやまれず

586円 (税込)

2pt

3.3

時は、過ぎてゆく。何かを成し遂げても何ひとつなさなくても。青春を遠く離れ、その間に何かを得、多くを失った。そんな記憶の断片からなる18の物語は、いまだ胸に残る希望の欠片(かけら)と諦観の間で揺れている。豊かなユーモアとペーソス、やせ我慢と自嘲、感情と論考、それらに昭和の匂いが織り込まれた上質の短編集。(講談社文庫)

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やむにやまれず のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

     私は関川夏央のエッセイしか読んだことがない。「『ただの人』の人生」と、「中年シングル生活」の二冊である。そのため、本書もエッセイであるという先入観で手に取った。最初の数編を斜め読みしても、やはりエッセイと思って疑わなかった。しかし、裏表紙の解説によれば、これは短編小説集である。
     いかにも、読み進...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年09月13日

    どうしても各お話の主人公が著者とダブってしまいますけれどもまあ、著者も嘘話と申している通り、掌編集といった趣の作品ですねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    また、今回も結婚と言いますか、独身生活と言いますか、独身者の結婚に対するアレコレ…みたいなのを絡めてお話が綴られますけれども、どれも良...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月15日

    1960年代から70年代を青春として生きた著者の
    記憶の断片がテーマとなっている18の短編からできています。

    さらに、文学的知識の深さを随所のちりばめられていて、
    そうとうな文学青年だったんだなとわかる。

    構文の特徴としては、一文一文が短く、言い切る表現が多い。
    情景が繋がるときは、リ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    若い頃を振り返ったりして、ちょっとほろ苦くなる物語18本を収めた短編集。
    ネコが脇役で登場する話は3本あった。

    というわけで、表紙にネコが描かれているけど、ネコ度は低かった。

    0

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