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Posted by ブクログ 2021年01月13日
わかろうとしなくてよい、という意味で、大変読みやすい。
考えさせられる読書に疲れた時におすすめしたい。
脈絡がないので文章に改行がなく、ページにみっちりと文字が並ぶ。強烈な内容の割に、読み終わったあとに何も残らない。私は一体何を読んだのだろう?
執筆にあたり推敲はあったのかと疑わしいし(もちろん推...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月02日
全体的に好みがわかれそうなヘンテコな話ばかりなのに、Twitter文学賞2014年第1位はすごい。個人的にはたいへん好み。ハマりそう。
「IT業界 心の闇」3…アシンメトリーでアンバランスでとりとめのない不思議な駄話。
「Tシャツ」5…時間や場所を無視した超圧縮文体の中毒性たるや。
「金を払うから素...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月30日
やばい…この人はやばい……小説を読んで「やばい」しか感想がない、ってなかなかないことだけど、しかしやばい。
前から「頭のおかしそうな人いるな」と思って気にはなっていたのですが、やっと読みました。結果、樋口毅宏からかっこよさを抜いたかんじというか。舞城王太郎からさわやかさを抜いたかんじというか。会田誠...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月04日
全国の書店員を苦笑させた「本屋大将」作家・木下古栗、その新刊。
今作も全く人間性を感じさせない淡々とした描写を駆使して、IT社会に潜む闇、薄れ行く人々の繋がり、そして消費税増税という現代日本が直面する社会問題に、ギンギンに研ぎ澄まされた言葉のナイフでズカズカと斬り込んでくる。しかし斬り込むだけ斬り込...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月27日
饒舌でめくるめく作品世界の毛布を纏える文体かと思えば、ジャン=リュック・ゴダールの編み出した「ジャンプカット」の手法を取り入れたかのような『Tシャツ』まで。読者は著者が描く物語の眩しすぎるほど荒々しく輝く断片を両の目に叩きつけられるように提示され、軽い盲状態に陥るかのよう。しかし目が慣れてきた後に眼...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月21日
「おい鈴木、米原正和を捜しに行くぞ」とその米原正和が言った──。
失踪した男をその本人が探しに行く、社長の浮気相手になりすまして謝罪する、新しい挑戦を求めて国内外をかけまわる……
人を食ったようなストーリーに独特な言葉遣い、意外というより突飛な結末。呆気にとられて笑わずにはいられない。筒井康隆フ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月02日
Twitter文学賞受賞作ってことで。中編×3編収載。最後に表題作なんだけど、最初の2編はあまりピンとこず。①は、結局男っていうどんでん返しがなんだか受け入れ難かったし、②は、最後の怒涛の繰り返し部分は圧巻とはいえ、意図的に読みづらく書かれた文体から受けるネガティブ印象の方が個人的には勝った。でも、...続きを読む
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