終末の思想

終末の思想

628円 (税込)

3pt

3.3

自ら滅び行く日本民族へ――
最後の文士・野坂昭如の遺言

右へ進もうが、左に行こうが、日本のお先は真っ暗闇。食と農を疎かにし、金と物を崇め、原発エネルギーに突っ走り……その当然の報いによって、日本は滅びようとしている。希望や救いはどこにもない、日本はもう一度焼け野原になるしかないことを万感を込めて謳う、“最後の文士”野坂昭如、渾身の檄文。

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終末の思想 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年06月06日

    「日本の将来について考える時、ぼくに希望は全くない」

    この一文から、この本は始まります。

    おそらく、こういう歯に着せぬ物言いを、できる人というのは、
    今の社会では、非常に限られていると思います。

    この本で、野坂氏は、食料自給率にやたらこだわっています。

    「人間の一番の基本は食にある。食べるこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月28日

    読んでいるうちに暗澹たる気持ちになっていくこと請け合いである…本当に日本に未来はないのか!?

    食のことはよく分かりませんけれども、確かに今後、日本が成長していくなんてことはありえるんだらうか? ってなことは僕もよく考えることなのであるからして、今作は中途で飽きることなく一気に読めましたね…

    なん...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年10月30日

     野坂昭如(1930。10.10~2015.12.9)著「終末の思想」、2003年脳梗塞、自宅でリハビリ中の2013.3執筆・刊行されてます。ご自分の思いを吐露した作品とお見受けしました。「質素・清貧・分を知る」といったかつての文化に思いを寄せ、「街は便利で清潔、全体に美々(びび)しくなり、人もまた...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年11月25日

    さすがに野坂氏も年齢を重ねられて、少々丸くなられた感じがしないでもないのです。(大島渚監督をひっぱたいたシーンが忘れられません。)氏の本質であると私は思っているのですが、随所に優しさがうかがえました。私はそこが好きなのです。文学は「生」や「死」を見つめることにつながると思うのですが、氏の作品の底辺に...続きを読む

    0

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