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「これから資本主義はどこへ向かうのか?」今、誰もが知りたいテーマに、話題の著者が弁証論的アプローチでズバリ答える。「日本型へ進化する資本主義」の未来が見えてくる本です。
【主な内容】
第一話 これから資本主義に何が起こるのか
第二話 資本主義の未来を予見する哲学
第三話 「操作主義経済」から「複雑系経済」へ
第四話 「知識経済」から「共感経済」へ
第五話 「貨幣経済」から「自発経済」へ
第六話 「享受型経済」から「参加型経済」へ
第七話 「無限成長経済」から「地球環境経済」へ
第八話 「企業倫理」を身体化していた日本型経営
第九話 「見えない資本」を見つめていた日本型経営
第十話 「社会貢献」と「利益追求」を統合していた日本型経営
第十一話 「主客一体」を追求していた日本型経営
第十二話 「有限・無常・自然」を前提としていた日本型経営
第十三話 なぜ、日本型経営が復活するのか
Posted by ブクログ 2010年05月20日
+++ ヒットしたフレーズ +++++++++++++++
・「貨幣経済」のパラダイムで見ている限り、決して見えないものがある。
・未来は「予測」できないが、「予見」はできる。
・「複雑系経済」とは、「生命的システム」としての性質を強めたシステムであるため、人為的に操作、管理、制御、誘導することはで...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
これからの資本主義に何が起こるかというテーマで書いた本。とても刺激的。たしかに兆候はすでに見えており、見えない資本主義へ向かっていることは実感できたし、大局・大きな流れをとらえることの重要性も感じた。印象的だったのは成熟した社会では、見えないものを見ようとするというくだり。たしかに全てが可視化されよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月10日
田坂さんの本が好きなことがきっかけで手に取った本著では、世を取り巻く様々な情勢のパラダイムシフトについて述べている。目に見えない知識や想いといった資本を重視する経済は、正に理想の姿である。特に、震災後はこうした目に見えない資本の大事さを、日本人は痛感したのではないか。
惜しむらくは、世界経済がトラン...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月03日
本の整理の時に「これから何がおこるのか(田坂広志著)」と同時に発見したのが本書、「これから何が~」の3年後の2009年に出版されています。前著がこれからのビジネスがどうなるかに重きを置いているのに対してこちらは社会がどうなるかに重点が置かれています。言い換えればより俯瞰的になっています。
本書...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月27日
資本主義に関して5つの段階が書かれていた
サブプライムローン問題で世界経済が冷え切っているが
まるで問題が過ぎ去るのを待っているだけの様に見える世界経済
問題が発生した中で、「どの様に変えるのか?」を意識しなければ変わらない
何も変わらなければ、「味わった苦しみ全てが無駄」と断言している
表面...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月29日
貨幣経済のグローバル化により世界経済の危機が招来し、資本主義自体の限界性が種々論じられている。
そのような状況下、著者は、日本型経営にこそ進化した資本主義のヒントがあるのではないかと提言している。
新たな「豊かさの指標」とは、あるいは、「見えない資本」の価値をどう創り上げて行くのか、「弁証法」を...続きを読む
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