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「これから資本主義はどこへ向かうのか?」今、誰もが知りたいテーマに、話題の著者が弁証論的アプローチでズバリ答える。「日本型へ進化する資本主義」の未来が見えてくる本です。
【主な内容】
第一話 これから資本主義に何が起こるのか
第二話 資本主義の未来を予見する哲学
第三話 「操作主義経済」から「複雑系経済」へ
第四話 「知識経済」から「共感経済」へ
第五話 「貨幣経済」から「自発経済」へ
第六話 「享受型経済」から「参加型経済」へ
第七話 「無限成長経済」から「地球環境経済」へ
第八話 「企業倫理」を身体化していた日本型経営
第九話 「見えない資本」を見つめていた日本型経営
第十話 「社会貢献」と「利益追求」を統合していた日本型経営
第十一話 「主客一体」を追求していた日本型経営
第十二話 「有限・無常・自然」を前提としていた日本型経営
第十三話 なぜ、日本型経営が復活するのか
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Posted by ブクログ
+++ ヒットしたフレーズ +++++++++++++++
・「貨幣経済」のパラダイムで見ている限り、決して見えないものがある。
・未来は「予測」できないが、「予見」はできる。
・「複雑系経済」とは、「生命的システム」としての性質を強めたシステムであるため、人為的に操作、管理、制御、誘導することはできない。
・「複雑系経済」においては、行動ルール、倫理基準、行動規範を変えることにより、経済や市場の創発や自己組織化の結果が大きく変わる。
・「倫理」とは、本来「競争」や「利益」を超えたもの。
・「懲罰」や「利益」という「外的基準」ではなく、自ら定めた「内的基準」によって行動する経営者は流されない強さを持つ。
●ある人間観に基づいて生み出される制度は、その制度が想定する人間を増やしていく。
・サブプライム問題の本質は、「目に見える価値」を追求するあまり、「目に見えない価値」を徹底的に破壊したこと。
●「客観的な尺度」という発想が「多様な価値」を見つめる力を失わせた。
Posted by ブクログ
本の整理の時に「これから何がおこるのか(田坂広志著)」と同時に発見したのが本書、「これから何が~」の3年後の2009年に出版されています。前著がこれからのビジネスがどうなるかに重きを置いているのに対してこちらは社会がどうなるかに重点が置かれています。言い換えればより俯瞰的になっています。
本書で提示されている五つのパラダイム転換について抜き書きすると。
「操作主義経済」から「複雑系経済」へ:個人や企業の倫理観や行動規範が大切にされる社会。
「知識経済」から「共感経済」へ:人々の共感によって、社会全体で知識や知恵が共有される社会。
「貨幣経済」から「自発経済」へ:善意や好意による活動にが溢れ、精神の満足が得られる社会。
「享受型経済」から「参加型経済」へ:誰もが社会のイノベーションや変革に参加できる社会。
「無限成長経済」から「地球環境経済」へ:自然と共生し、持続的に存在していける社会。
また、本書の後ろ1/3位は日本型経営礼讃の論述、理解できる部分も多々ありますが、日本企業も戦前、戦後、高度成長、バブル崩壊と様々な歴史を背負っています。そのあたりの説明が無いとおっさんの昔話的に思えてしまうのは私だけでしょうか^^;
前著に感激しただけに、風呂敷を目一杯広げての雑なたたみ方のような印象が。。。
Posted by ブクログ
資本主義に関して5つの段階が書かれていた
サブプライムローン問題で世界経済が冷え切っているが
まるで問題が過ぎ去るのを待っているだけの様に見える世界経済
問題が発生した中で、「どの様に変えるのか?」を意識しなければ変わらない
何も変わらなければ、「味わった苦しみ全てが無駄」と断言している
表面的な対応に慣れすぎてしまった効率主義に対する警鐘にも読み取れた
整備されたマニュアル・システムによって、自律型人間を産みにくくする土壌にしているのも、また、事実だろう
経済書物ではあるが、【逆説】に関して、とても納得する表記があった
『ある人間観に基づいて生み出される制度は、
その制度が社会に低直するにつれ、
逆に、その制度が想定する人間を増やしていく』(p.76)
性悪説を前提にした制度を構築していくと、
性悪説に基づいた人間が増えていく
とてもパラドックスだなって思う
『規制と懲罰での秩序維持は
必ず隠れたる堕落を生む』(P.76)
理論上に進まない経済・人間の複雑さを表現している
非常に納得できた一言でした
【教訓】
○「成熟」とは「見えないモノ」が「見えてくる」
人の成熟は、正にそうだと思う。まだ、見えていない自分は成熟できていないな…
○古いメガネをかけて、新しい世界は見れない
古い価値観を持ったままでは、新しいものが見えない
少しずつ、新しい価値観の構築に動いています
○長い歴史を振り返るならば、現在の社会において「常識」と思っている事が、決して「常識」ではなかった
自分の歴史を振り返る中でも、確かにそうだ
数年前までは「常識」だったモノが、今は「過去の遺物」になっている
今の「常識」にこだわり過ぎているのではないだろうか?
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ビジネス・実用
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