【語注付】地獄変

【語注付】地獄変

495円 (税込)

2pt

【語注付】時は平安時代。高名だが傲慢な絵師の良秀は、貴族の大殿様に頼まれた地獄の絵が描けずに苦しんでいた。凄烈な劫火に灼かれ、悶え苦しむ美しい女――。それを自分の眼で実際に見たいと良秀は望む。そこで大殿様は、残酷な方法を思いつき……。芸術のために全てを犠牲にするエゴイズムを凄絶に描いた表題作のほか、「羅生門」、「蜘蛛の糸」、「鼻」、「藪の中」など著者の代表作を収録。

...続きを読む

【語注付】地獄変 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月30日

    何十年ぶりに芥川を手に取ってみた。
    まずは、芥川龍之介の写真。ここまで印象にのこる作家も珍しいが、それほど、心に残る何かがあるのだともおもう。
    羅生門の人の中にある曖昧な善悪の境界、生と死の混在する現実は、妙な納得を強制的にさせられる感じ。
    鼻と芋粥も、望んだものが手に入ることが、自分自身の中の何か...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月20日

    恥ずかしながら、国語の授業以来の芥川だった。

    当時は感じ得なかったが、こんなに緻密で多彩で表現力豊かだったんだと思わされた。

    地獄変は解釈の仕方がさまざま。語られてない余白がある。余白があるからこそ、時代を超えて読み継がれていく物語になるんだろうな。

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月14日

    これは…何度も読んでるんだけど(なんてったって、小学生の時に買ったものだし)、授業で紹介するために、「藪の中」の正確な内容を復習しようと思って。

    なんで文学じゃなく、社会学の授業でそれを紹介するかっていうと、質的調査の分野では、「藪の中」は「Rashomon」という名前で世界的に有名な手法となって...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年01月24日

    私が買ったのは、小畑健の表紙だったのですが。同じ「地獄変」でも随分と雰囲気の違うイラストでした。
    久々の文学ものでしたが、やっぱり流石、の一言に尽きると思います。12編の小品が納められていますが、中でも特に心に残ったものたちの感想をば。
    「芋粥」読んでいて、悲しくなりました。涙が出るほど、という意味...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月13日

    『近代知識人の苦悩』を主題としてとりあげ、多くの短編小説を残した芥川龍之介の短編集です。
    深く没頭して読みたいときにおススメ。いろいろと考えさせられるお話が多く、私自身も「羅生門」は自分のエゴイズムについて深く考えさせられました。自分が人のためにやっていることや我慢していることは実は自分を正当化させ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月07日

    芥川久々に読み返したのですがとっても面白かった!読みやすいのにビリッと繊細で…蜜柑やトロッコがすごく好きです。

    0

    Posted by ブクログ 2010年11月18日

    掃除したら出てきたお父さんの本.

    芥川龍之介の作品は初めてではなかったけれど,読んだことのない短編が沢山読めた.
    しかし中には,どう解釈すればよいのか分からない難しい作品もちらほら

    全体を通して,人間の心理を丁寧に描く人だなあという印象を受けた

    なかでも鼻や芋粥.

    鼻を読んで思ったこと.
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年07月24日

    地獄変。
    これまた芥川の代表的作品。
    芥川の書く「文章」に惚れ込んだ作品。
    人ではなく、「文章」という対象に惚れたのは初めて。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月20日

    私の読んだ版では、小畑健のデスノート風の芥川の肖像が表紙だったが、今は変更されているようだ。
    内容は入門編というべきか、現代ものも王朝ものも有名どころを集めてある。読み口も柔らかく読みやすいものが多い(地獄変はやや難しいか)。

    わたしは三島由紀夫が讃えたという(と、北村薫の小説で読んだ)「舞踏会」...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年08月20日

    「蜘蛛の糸」が読みたくて購入。
    その他にも気になっていた話が多数収録されていたので満足でした。
    (2013/06/12)

    0

【語注付】地獄変 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

芥川龍之介 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す